ノジマ、2011年度決算は減収減益、薄型テレビの需要減と単価下落が響く

2012.5.9 18:29配信

家電量販のノジマ(野島廣司社長)が、2011年度決算を発表した。11年度(12年3月期)連結業績は、売上高が2110億5100万円(前年度比1.1%減)と減収、営業利益が7億4300万円(83.4%減)、経常利益が32億6200万円(55.1%減)、最終利益が21億1900万円(42.8%減)と大幅な減益になった。薄型テレビの購入者が減ったことに加えて、単価がダウンしたことが響いた。

業績減の要因になったAV(音響・映像)関連機器は、エコポイントや地上デジタル放送への移行による駆け込み需要が一段落したことで、薄型テレビやレコーダーなどの購入者が激減。とくに薄型テレビに関しては、大幅な単価ダウンによって利益を確保できない商材になっているという。野島社長は、「販売より在庫処分を優先することになってしまった」と説明した。

一方で、スマートフォンは買い替えが進んで好調。タブレット端末も、全店で取り扱いを始め、販売が伸びた。また、計画停電などで節電に対する意識が強まり、省エネ家電の販売が堅調に推移。「エアコンは省エネ性能の高い製品が売れた」(野島社長)という。

今年度は、「選びやすい買い場とフィットコンサルに力を入れる」(野島社長)。具体的には、薄型テレビのコーナーを縮小する代わりに省エネ関連機器のコーナーを広げて、節電効果をアピールする売り場づくりを進めるほか、スマートフォンのコーナーではアクセサリの品揃え拡充を図る。また、需要が低迷する薄型テレビに関しても、ロンドンオリンピックの開催に伴って大画面で視聴する楽しさを訴えることで、利益を確保できる商品を販売していく方針。  通期連結業績予想は、提案型の店舗展開に取り組むことで、売上高が2200億円(前年度比4.2%増)、営業利益が30億円(303.5%増)、経常利益が45億円(37.9%増)、最終利益が23億円(8.5%増)と増収増益を見込む。

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