パイオニア、AR情報をフロントガラスに映し出す世界初のカーナビ「カロッツェリア サイバーナビ」

2012.5.9 18:30配信
「AVIC-VH99HUD」(左)と「AVIC-ZH99HUD」

パイオニアは、AR(仮想現実)情報をフロントガラスの前方に映し出す世界初の「AR HUD(ヘッドアップディスプレイ)ユニット」を搭載したカーナビゲーションシステム「カロッツェリア サイバーナビ」を7月下旬に発売する。ラインアップは、HUDと「クルーズスカウターユニット」が付属し、5.1ch対応の1D+1Dメインユニットタイプ「AVIC-VH99HUD」と、2Dメインユニットタイプ「AVIC-ZH99HUD」の2機種。

また5月下旬には、HUDが付属しない「AVIC-VH99CS」(1D+1D)と「AVIC-ZH99CS」(2D)、HUDと「クルーズスカウターユニット」が付属しない「AVIC-VH99」(1D+1D)と「AVIC-ZH99」(2D)、HUDと「クルーズスカウターユニット」が付属せず、5.1ch非対応の「AVIC-ZH77」(2D)の5機種を発売する。

「AVIC-VH99HUD」と「AVIC-ZH99HUD」は、RGBレーザーを光源とする高輝度・高コントラストでフルカラーのAR情報を、ドライバーの目から約3m前方に、幅90×高さ30cm(約37インチ)相当の大きさで表示する「AR HUDユニット」を搭載。現実の風景に重ね合わせて表示するので、運転に必要な情報を瞬時に把握でき、視線移動と焦点合わせの負荷を大幅に軽減する。

運転に役立つAR情報を、シーンに合わせてわかりやすく表示する「AR HUDビュー」機能には、目的地までのルート情報や車間距離をわかりやすく配置する「HUDドライバーモード」と、高速道路で出口までの距離や通過予想時刻、サービスエリアやパーキングエリアの施設内容などを表示しながら渋滞などの道路状況を表示する「HUDハイウェイモード」、有料道路や国道、一般道など道路種別に色分けした自車位置地図を6段階のスケールで表示する「HUDマップモード」がある。

高速道路に入ると自動的に「HUDハイウェイモード」に切り替わり、さらに「HUDドライバーモード」で信号などで停車したときには、三つ先までの交差点名や誘導方向などを表示する「HUD交差点リスト表示」へ自動的に切り替わる。

なお、「AVIC-VH99CS」「AVIC-ZH99CS」「AVIC-VH99」「AVIC-ZH99」で「AR HUDビュー」機能を利用するには、別売の「AR HUDユニット ND-HUD1」が必要。価格は10万5000円で、7月下旬に発売する。

また、「AVIC-VH99HUD」「AVIC-ZH99HUD」「AVIC-VH99CS」「AVIC-ZH99CS」は、付属の「クルーズスカウターユニット」で撮影したフロントガラス越しの映像をリアルタイムに解析して、快適なドライブのための情報を表示する「ARスカウターモード」を備える。

「ARスカウターモード」は、前方の速度標識を検知し、標識の画像を本体画面に表示して効果音で通知。また、前方車両との車間距離を表示する「ターゲットスコープ」の捕捉距離を伸ばすとともに、車間距離インジケータの表示色や大きさを変更することで、前方の車間距離を確認しやすくした。

さらに、交差点を曲がる際に表示する誘導矢印を縁取りすることで視認性を向上。前方の赤信号を捕捉し、青信号への変化をアイコン表示で通知したり、前方車両の発進を認識して、わかりやすい表示や効果音で前方確認を促したりする。

「AVIC-VH99」「AVIC-ZH99」で「ARスカウターモード」を利用するには、別売の「クルーズスカウターユニット ND-CS2」が必要。価格は5万2500円で、5月下旬に発売する。「AVIC-ZH77」は、「AR HUDビュー」と「ARスカウターモード」には対応していない。

「AVIC-VH99HUD」「AVIC-ZH99HUD」「AVIC-VH99CS」「AVIC-ZH99CS」は、NTTドコモのFOMAサービスを利用して、簡単な登録だけで、購入から3年間は無料で通信機能を使うことができる。「パーキングウォッチャー」機能によって、混雑情報を取得している駐車場の混雑情報を表示してくれる。

「AVIC-VH99HUD」「AVIC-ZH99HUD」「AVIC-VH99CS」「AVIC-ZH99CS」「AVIC-VH99」「AVIC-ZH99」「AVIC-ZH77」いずれの機種も、7V型ワイドVGAディスプレイ(解像度800×480)、地デジチューナー、DVDドライブ、Bluetooth、USBポート、SDカードリーダー、HDDを搭載する。

専用のPCソフト「ナビスタジオ(サイバーナビ用)」を使えば、SDカード経由で最新の地図データを最大3年間追加料金なしで利用できる。なお、「AVIC-VH99HUD」「AVIC-ZH99HUD」「AVIC-VH99CS」「AVIC-ZH99CS」なら、通信機能でも最新の地図を取得できる。

このほか、地図にない道路を走行することで、地図上に道路を自動生成してくれる「ロードクリエイター」機能や、約70万kmの全道路(細街路を除く)を対象とした「スマートループ渋滞情報」に基づいてルート探索を行う機能を備えている。

「AVIC-VH99HUD」と「AVIC-ZH99HUD」の、モニタ部のサイズは幅178×高さ50×奥行き165mmで、重さは2.1kg。ナビゲーション部のサイズは幅178×高さ50×奥行き151mmで、重さは1.1kg。「AVIC-VH99CS」「AVIC-ZH99CS」「AVIC-VH99」「AVIC-ZH99」「AVIC-ZH77」のサイズは幅178×高さ100×奥行き167mmで、重さは2.6kg。

「AR HUDユニット」のサイズは、本体部が幅260×高さ123×奥行き257mm、コンバイナー部が幅260×高さ75×奥行き5mmで、重さは950g。「クルーズスカウターユニット」のサイズは、カメラ部が幅42×高さ42×奥行き43mmで、重さは260g。本体部が幅121×高さ100×奥行き22mmで、重さは450g。「データ通信専用通信モジュール」のサイズは幅27×高さ87×奥行き11mmで、重さは25g。

価格はいずれもオープンで、実勢価格は「AVIC-VH99HUD」が32万円前後、「AVIC-ZH99HUD」が30万円前後、「AVIC-VH99CS」が24万円前後、「AVIC-ZH99CS」が22万円前後、「AVIC-VH99」が20万円前後、「AVIC-ZH99」が18万円前後、「AVIC-ZH77」が15万円前後の見込み。

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