【アート】最新テクノロジー+ロボット萌え=メディア・アート!?

2011.11.2 10:30

一見、難解に見えるメディア・アートの初歩的な楽しみ方を、本誌アート担当がレクチャー。想像を絶する未来のアートのかたちがここに!

メディア・アートといえば、アートと最新テクノロジーが合体した世界。
どんなコンピューターのシステムやプログラミングが駆使されているのかは理解不能な為さておき……。とにかく、非日常の異空間が体験できます。

まずは、震災以降、半年間の休館を経てオープンしたNTTインターコミュニケーション・センター [ICC]へ。
特別展『三上晴子 欲望のコード』では、コンピュータに監視されるインタラクティブ・インスタレーションを体感できます。

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 真っ暗でだだっ広い空間……。巨大な壁面には、センサーと小型カメラを搭載した90個のデヴァイスが設置され、天井からはカメラとプロジェクターが搭載された6基のロボット・アームが吊られています。各装置は、昆虫がうごめくように観客の位置や動きを察知し、それに向かって動き出し、観客を監視します。会場の奥には、昆虫の複眼のような巨大円形スクリーンが位置し、それぞれのカメラの映像データは、世界各地の公共空間にある監視カメラの映像とともに、独自のデータベースを構築し、過去と現在や会場と世界各地の映像が、複雑に交錯しながらスクリーンに投影されるという仕掛けになっています。

コンピュータに監視されてストーキングされるという、ちょっとした恐怖感を味わった後に、同時開催されている『オープン・スペース2011』へ。ここでは、国内外の著名アーティストや新進アーティストによるメディア・アート作品や、現在進行中のプロジェクトが展示されています。
なかでも、個人的に“ロボット萌え”してしまった作品がコチラ。真鍋大度+石橋素の《プロポーション》です。

 

 

 







やくしまるえつこ『ルル』のMVで使用されていますが、会場では、アニメ『輪るピングドラム』OP主題歌、やくしまるえつこの『少年よ我に帰れ』に合わせて、ワンカット映像が楽しめます。

 

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コンピュータ制御された工業用ロボット・アームに、レーザー・プロジェクターとカメラが取り付けられ、コンピュータ・グラフィックスをミニチュア・モデルに投影しながら、ワンカット撮影で紡がれる美しい映像。プロジェクターからの映像を建築などの立体造形物に投影することで、その表面のテクスチャーを変化させるプロジェクション・マッピングと呼ばれる演出方法を用いて、通常とは異なる臨場感や存在感の映像空間を創り出すことができます。

NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
『三上晴子 欲望のコード』12月18日まで開催中
『オープン・スペース 2011』2012年3月18日まで開催中
 

最後にオマケを。





 

 

 



火を噴く巨大ロボット《ジャイアント・トラヤン》で知られるヤノベケンジさんが、岡本太郎の生誕100周年を記念して制作した《Sun Child》。これもまたデカい! 高さ6メートルの大作は、ノスタルジー感のあるデザインでありながら、異様なオーラを放ち、青山を闊歩する人々が皆、足を止めて見入っていました。

 

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『ヤノベケンジ:太陽の子・太郎の子』
2012年2月26日(日)まで開催中
 

さいとう・ゆみ 情報誌『ぴあ』アートデスクを経て、現在は『ウレぴあ』『SODA』等でアート/デザイン/写真/建築/企業などを担当。カメラぶらさげゆるゆる散歩、国内外のカフェや本屋、公園、ミュージアムめぐりが好き。いつか、ツリーハウスをつくりたいです。

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