成長を見せられるのが強み。伝統を受け継ぎながらあっと驚かせてみたい

——倉島さんの思う、さくら学院ならではの魅力とはどんなものですか?

倉島「メンバーが入れ替わるので、年度ごとに大きな変化があることかな。転入生を迎えることで、みんなの意識が変わっていく姿を実際に見ていただけるんです。前のライブよりも今回、次回と日々の成長をみせられるのが私たちの強みだと思っているんです。みなさんの前へ立つたびに身長が伸びたり、歌やダンスもレベルアップするのを感じてもらえると思います」

——結成から6年目を迎えて、倉島さんが生徒会長として受け継ぎたいものは何ですか?

倉島「さくら学院にしか歌えない曲もあると思っているんです。成長がテーマにあるから歌詞の中に『身長』という言葉が出てきたり、その意味を転入生にしっかりと伝えていくのが生徒会長になった私の役目とも感じています」

——変わらずに継ぐものがある一方で、生徒会長になったことで何かやってみたい、変えてみたいと思う部分はありますか?

倉島「曲ごとの見せ方をガラッと変えてみたいなと思っているんですよ。これまで見守り続けてくださった父兄さんにも『あれ、雰囲気が変わった?』と思わせられるような、驚かせられるようなことをやってみたいですね。さくら学院は曲ごとにテーマがあって、例えば『Hana✳Hana』なら“お花畑”なんですけど、今年度の私たちだからこそできるものを届けていきたいので楽しみにしてほしいですね」

——イメージが変わったといえば、制服のカラーもキャメル色からグレーに、デザインも新しくなりました。転入式で初披露されましたが、もう慣れましたか?

倉島「初めていただいたのが転入式の2週間くらい前だったんですけど、翌日にはもう見慣れていました(笑)。レッスンやリハーサルにも新鮮な気持ちで取り組めたし、第一印象から『さくら学院にピッタリ』と思っていたんです。お気に入りのポイントは襟の白いラインですね。さくら学院の制服を着ると不思議と落ち着くし、気持ちも引き締まるんです」

——ある意味、ご自身のスイッチが切り替わる瞬間なのかもしれませんね。卒業式まではのこり10ヶ月ほど。最後に、個人的な目標をお聞かせください。

倉島「中3になったので『頭がいい』というキャラを定着させたいですね。年度ごとに学年末テストがあるんですけど、2015年度は1点差で中2の愛に負けてしまったんです。愛は甘えん坊だしぶりっこだし、それでいて頭がいいというのはちょっとズルいなと思って(笑)。

父兄さんたちにも中2の方がかしこいと思われてるみたいだし、負けず嫌いなのでやっぱり2位じゃだめなんです。だからみなさんに『中3もやればできるんだぞ!』というところを見せていきたいと思います!」


父兄として客席からステージを見ると、まるで実際の学校の参観日を味わっているような感覚になる。それは、さくら学院のテーマに“成長”という言葉があり、個性豊かな在校生たちが時には涙を流し、時には汗をかきながらも青春に打ち込む姿を間近で体感できるからだ。

2016年度を迎えて、倉島颯良と在校生たちがどのような活躍をみせてくれるのか。今年度の成長ぶりに期待したい。

イベント「さくら学院☆2016 ~転入生オリエンテーション~」

2016年6月19日
はまぎんホールヴィアマーレ(神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目1-1)

【時間割】
1時限目(開場 11:15/開演 12:00)
出演:倉島颯良、麻生真彩、日髙麻鈴、有友緒心

2時限目(開場 14:30/開演 15:15)
出演:山出愛子、岡田愛、藤平華乃、新谷ゆづみ

3時限目(開場 17:45/開演 18:30)
出演:黒澤美澪奈、岡崎百々子、吉田爽葉香、森萌々穂

指定席 ¥3,900(税込み)【一般発売 2016年6月5日(日)~】
・チケットぴあ 0570-02-9999 Pコード:296-690
注)一部携帯電話・全社PHSからはご利用で
・ローソンチケット 0570-084-003 Lコード:76736
注)一部携帯電話・全社PHSからはご利用できません
・e+ 

レギュラー番組『さくら学院の放課後!~学んdeマンデー!~』

毎週月曜日19:00~ ガールズコンテンツサイト『LoGiRL』にてオンエア

埼玉在住。編集者・ライター・デザイナーなど。制作会社から独立後、フリーランスとして出版物や印刷、Webなどに関わる。守備範囲は、アイドルやアングラ、ガジェットなど。日常すべてが取材をモットーに、寝るとき以外はネタを探すべくつねに目を光らせている。時折、夜の街もフラつく。交通費やチケット代、物販など含めれば、月に数万円使うほどアイドルが好き。30代にして、アイドルを通して“青春”を追いかけている。