ハモン・ロペス(ベガルタ仙台)(c)J.LEAGUE PHOTOS ハモン・ロペス(ベガルタ仙台)(c)J.LEAGUE PHOTOS

決勝トーナメント残り2枚のキップを6チームが争う。『2016Jリーグヤマザキナビスコカップ』の話である。

ヤマザキナビスコカップ グループステージ チケット情報

グループAは前節、1試合残してグループステージ突破の2チームが決まった。4勝1分のヴィッセル神戸と3勝2分の大宮アルディージャである。前回大会覇者・鹿島アントラーズは1勝1分3敗とグループステージ敗退を余儀なくされた。

グループBは対照的だ。1位から6位まで勝点2差にひしめく。気になる順位は次の通り。1位・川崎フロンターレ・2勝2分2敗・勝点8・得失点4、2位・ベガルタ仙台・2勝2分1敗・勝点8・得失点1、3位・横浜F・マリノス・2勝2分1敗・勝点8・得失点0、4位・柏レイソル・2勝1分2敗・勝点7・得失点1、5位・アルビレックス新潟・2勝1分2敗・勝点7・得失点-4、6位・アビスパ福岡・1勝3分1敗・勝点6・得失点0。決勝トーナメント進出の鍵は勝点はもちろん、得失点差や総得点、さらには当該チームの対戦結果まで係わってくる可能性もある。

最終節では仙台×横浜FM、福岡×新潟、サガン鳥栖×柏のカードがラインナップされている。すでに6試合を戦い終えた川崎Fは首位に立っているとは言え、仙台×横浜FMはドロー以外、福岡×新潟は引き分け、鳥栖×柏は引き分けか鳥栖の勝ちを願うという形になっている。残り5チームはまずはキッチリ勝点3を獲得するためにフォーカスしてくることだろう。

日程の追い風もある。『明治安田生命J1リーグ』1stステージ第14節は5月29日に開催し、次節は6月11日(土)に行われる。日程に余裕があるため、ここまでグループステージでは若手や控え選手に出場機会を与えてきたクラブも、決勝トーナメント進出のために最終節はベストメンバーを組んでくる可能性が高い。メンバーが変われば、結果も変わってくる。と言うことは、これまでの結果はあまり意味をなさない。グループBはKO方式のトーナメントの様相を呈してくるのだ。

さらに福岡にビハインドが、柏にはアドバンテージがある。福岡と鳥栖は熊本地震の影響で延期されていた1stステージ第7節を6月2日に戦ったばかり。グループステージ突破を諦めていない福岡と意地を見せたい鳥栖は、リーグ戦を戦ったメンバーのコンディションの見極めが重要となる。

『ナビスコ杯』グループステージ最終節は、A組・湘南ベルマーレ×神戸・とうほう・みんなのスタジアム、大宮×鹿島・NACK5スタジアム大宮、ジュビロ磐田×名古屋グランパス・ヤマハスタジアム、B組・仙台×横浜FM・ユアテックスタジアム仙台、福岡×新潟・レベルファイブスタジアム、鳥栖×柏・ベストアメニティスタジアムが6月5日(日)キックオフ。チケット発売中。

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