「コインロッカー・ベイビーズ」に出演するROLLY(左)と芋洗坂係長

 音楽劇「コインロッカー・ベイビーズ」の囲み取材と通し稽古が3日、東京都内で行われ、囲み取材に、A.B.C-Zの橋本良亮と河合郁人、真田佑馬、芋洗坂係長、ROLLYが出席した。

 本作は、村上龍氏のベストセラー小説を舞台化。コインロッカーに捨てられたハシ(橋本)とキク(河合)の二人の少年を中心に“生きること”をセンセーショナルに問い掛ける。

 初日を前に橋本は「緊張感はあるけど、早くお客さんにお届けしたい気持ちでいっぱい」、河合は「稽古はスムーズで準備は万端。人間の本当の魂の叫びを見せられると思う」と語り、共にリラックスした表情を見せた。

 音楽劇ということで、歌でメッセージを伝えるシーンも多く「がっつり歌っています」と橋本。河合は「僕は感情的な役なので、歌というよりシャウトのようなイメージ。やっていてすごく気持ちがいい。俺ってそういう歌も似合うんだなって」とおどけて見せ、「いつも結構カッコイイけど、より一層。次のA.B.C-Zのライブではキャラが変わっているかもしれない」と自信たっぷりにアピールした。

 ジャニーズJr.の真田は先輩との共演に「今までバックにつかせてもらったことはあるけど、お芝居での共演はありがたい」と笑顔を見せたが、すかさず河合から「先輩と思ってないよね? たまにタメ口で話したり…」と突込みが。真田は「ここで『うん』とか言ったら、いろいろ荒れますから!」と慌てて訂正していた。

 また、本作に河合の初のキスシーンがあることから、制作発表で“キスの予行練習”を披露した橋本と河合。河合が「(制作発表時に)緊張すると言ったけど、稽古を通して自然体でやれるようになった。橋本とチューしたから緊張せずにできた。(前回の橋本とのキスは)メンバーもうらやましがっていた」と明かすと、橋本は思わず苦笑い。

 その映像を見たという真田は「『コインロッカー・ベイビーズ』はこんな話じゃない!って思いました」と語り、笑わせた。

 舞台は4~19日、都内、赤坂ACTシアターほか、広島、福岡、大阪で上演。