(左から)水原希子、綾瀬はるか、斎藤工

 映画『高台家の人々』の初日舞台あいさつが4日、東京都内で行われ、出演者の綾瀬はるか、斎藤工、水原希子、間宮祥太朗、大地真央、市村正親、土方政人監督が出席した。

 森本梢子氏の人気コミックを実写映画化した本作は、口下手で不器用な分“妄想”が大好きなヒロイン木絵(綾瀬)と、木絵の妄想を読み取るテレパシー能力を持つ名門一家“高台家”の長男・光正(斎藤)との恋を描く。

 名門一家の長男らしく気品あふれるいでたちで登場した斎藤は「完成披露の時に思ったことを言ったら“エロ大全開”と書かれて、作品の足を引っ張ってしまう、そういう人物だということを自覚しました。今日はおとなしくします」とあいさつして笑わせた。

 しかし、妹役の水原が「プロモーションをして斎藤さんの謎が深まった。何を考えているのかよく分からない部分があって。すごく優しいお兄さんのような感じだけど、頭の中ではずっとエッチなことを考えているんですか?」と素朴な疑問をぶつけ、「いつも(頭の中では皆が)裸体とかそういうことばかり言うから、どの彼が真実なのか分からない」と首をかしげた。

 大地も撮影中のエピソードとして、セットの片隅でテーブルを囲んで待機してた時にスポットライトのまぶしさから斎藤が守ってくれたことを明かし、「あの時、エロとか下心はあったの? 全然そんなイメージがなくて」と問い掛けると、斎藤は「僕もあまり自覚はないのですが、エロの看板を掲げるといろいろ通りやすいものもあったりして、しばらく掲げてみようという期間でもあります」と苦笑交じりに答えた。

 また、写真撮影時には3億円のティアラが舞台上に運び込まれ、白手袋で防備した斎藤が綾瀬の頭上にセットすると「輝きに重みがある気がします。工くんの手からすごい緊張感が伝わってくる」と笑った。