川淵三郎会長、内海知秀ヘッドコーチとバスケットボール女子日本代表チーム 川淵三郎会長、内海知秀ヘッドコーチとバスケットボール女子日本代表チーム

6月6日、『リオ五輪』バスケットボール女子日本代表チーム内定者発表記者会見が行われた。川淵三郎日本バスケットボール協会会長が「このチームにメダルを取ってきてほしい。(他競技を含め)史上最強チームと呼ばれるチームでいい成績を残したチームはいない。評価を気にせず、何としてでもメダルを取ってほしい」と叱咤すれば、内海知秀ヘッドコーチは「我々の目指すバスケをやり抜ける12名を選んだ。3Pシュートという武器を携え、スピードあるバスケを展開したい。史上最強になり得るチームにしたい」と応えた。

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内定選手12名は以下の通り。
4近藤楓(トヨタ自動車)、5宮澤夕貴(JX-ENEOS)、6間宮佑圭(JX-ENEOS)、7栗原三佳(トヨタ自動車)、8高田真希(デンソー)、 9三好南穂(シャンソン化粧品)、10渡嘉敷来夢(シアトル)、11長岡萌映子(富士通)、12吉田亜沙美(JX-ENEOS)、13町田瑠唯(富士通)、14本川紗奈生(シャンソン化粧品)、15王新朝喜(三菱電機)

キャプテンを務める吉田は「日本人は小さいので、運動量が多いアップテンポなバスケをし、ディフェンスやリバウンドも我慢強くやっていきたい。五輪で結果を出し、バスケのよさをコートで表現したい。まずメダルを取ることが大事」と意気込みを語った。

勝敗の鍵を握る3Pシュートを期待される5名のコメントは以下の通り。
「積極的なプレーでチームに貢献したい」(近藤)
「思い切りのいいシュートでチームに勢いをつけたい」(栗原)
「3Pシュートが武器。少しでも空いたら3Pを狙っていきたい」(三好)
「自分らしい力強いプレー、若手らしい謙虚なプレーをしたい」(長岡)
「代表の自覚と責任を持ち、リオで最高のパフォーマンスをしてメダルを勝ち取りたい」(本川)

また、WNBAのシアトル・ストームでシーズン真っ只中の渡嘉敷は「今最高峰の舞台で日々学んでいます。アメリカの地でさらに進化して日本代表に合流したい。『リオ五輪』では世界の渡嘉敷となった姿を見せたい」とコメントを送った。

来週から第4次強化合宿となるチェコ遠征、7月にはセネガル代表との3連戦がラインナップされている第5次強化合宿、その後、南米遠征での第6次強化合宿を経て『リオ五輪』へ臨むAKATSUKI FIVE。本番に向け、指揮官は「新しいシステムを追加していかないといけない。(代表候補18名から)12名になり、一人ひとりの役割が明確になった。シュートの確率を上げることが一番の生命線なので、そこを何とかしたい」とプランを明かした。

『バスケットボール女子日本代表国際強化試合2016』日本代表×セネガル代表は7月5日(火)・川崎市とどろきアリーナ(神奈川県)、8日(金)・小田原アリーナ(神奈川県)、9(土)・国立代々木競技場第二体育館(東京都)にて開催。チケット発売中。