なぜ、2日目のカレーが美味しいのか、その理由がわかったところで、「美味しい2日目のカレーを1日目に作ることは可能ではないのか」という視点で考えるのが、同書の面白いところ。

目を付けるのはジャガイモの存在。いつもはゴロゴロ野菜を鍋に入れていると思いますが、その半分はそのまま大きく、そして残りの半分を乱切りにするのではなく、すりおろして入れるのです。そうすることで意図的にトロトロの状態を作り出すことができるのです。

「美味しいカレーが食べたい」

これは多くの人の本音でしょう。そんな2日目の美味しいカレーを意図的に作ることができるのです。これは朗報。ぜひ、試してみてください。

ただ、せっかくできた美味しいカレーの保存方法には少し注意が必要。

というのも、カレーを鍋のまま放置して一晩寝かせると、カレーの具材であるお肉や魚介、野菜などに「ウエルシュ菌」が付着する可能性があるのです。

できたてのカレーは加熱によって同菌は死滅しているのですが、常温のまま置いているとわずかに生き残った菌が急激に増殖する可能性があり、ウエルシュ菌食中毒になることも。とくにこれからは夜中も温かくなってきますので、十分ご注意ください。

「1日目にできた、2日目ほど美味しいカレー」を2日目に食べる際には、一度冷蔵庫に入れて保管し、食べる際にはしっかり加熱するようにしましょう。

2日目に食べる同カレーは、3日目ほど美味しいカレーとなっているのでしょうか。一度試してみたいですね。