姫野和樹 (c)スエイシナオヨシ

次はサモア戦だ。『ラグビーワールドカップ2019』初の決勝トーナメント進出に向けて、大事な一戦が明日キックオフを迎える。

日本代表の試合登録メンバーは以下の通り。
1稲垣啓太(パナソニック)、2坂手淳史(パナソニック)、 3具智元(ホンダ)、4ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ)、5ジェームス・ムーア(サニックス)、6リーチ マイケル(東芝)、7ピーター・ラブスカフニ(クボタ)、8姫野和樹(トヨタ自動車)、9流大(サントリー)、10田村優(キヤノン)、11レメキ ロマノ ラヴァ(ホンダ)、12中村亮土(サントリー)、13ラファエレ ティモシー(神戸製鋼)、14松島幸太朗(サントリー)、15山中亮平(神戸製鋼)、16堀江翔太(パナソニック)、17中島イシレリ(神戸製鋼)、18ヴァル アサエリ愛(パナソニック)、19ヘル ウヴェ(ヤマハ発動機)、20ツイ ヘンドリック(サントリー)、21田中史朗(キヤノン)、22松田力也(パナソニック)、23福岡堅樹(パナソニック)

アイルランド戦で負傷交代したアマナキ・レレイ・マフィはベンチ外となったが、今のFW第3列に心配は無用。ボールを持てばとにかく前進、一度倒されてもすぐさま立ち上がり再び前進する姫野に、ハードタックルを連発し、開幕戦での独走トライも記憶に新しいラブスカフニ。開幕戦で精彩を欠いたリーチも、アイルランド戦では途中出場ながら本領発揮。“フィジカルモンスター”マフィを欠いても、ベンチで控えるツイも含め、頼もしいメンバーがズラリ。

サモア戦のメンバーについて、ジェイミー・ジョセフHCは次のように説明した。

「接戦が多い。だからこそ後半強いベンチが揃っていることが大事。最後に経験者が出てきて、ゲームを締めることが大事なので、こういうベンチ構成になっている。田中は3回『W杯』に出場し経験値が高い選手。堀江もアイルランド戦で80分非常にいいプレーをした。彼も経験をもたらしてくれる」

また、ゲームキャプテンはアイルランド戦に続き、ラブスカフニが務めることについてこう言及した。

「前回リーチをベンチにしたのは、まずプレーのところをしっかりしないといけないということ。次に彼にのしかかる責任を軽減した。前回はうまくいった。ラピースがゲーム主将になることで利点がふたつある。彼は非常にフィールド内でいい働きをしてくれている。リーチがチームのキャプテンなのは間違いないが、負担を軽減することで彼がラグビーに専念できる」

『ラグビーワールドカップ2019』日本×サモアは10月5日(土)・豊田スタジアムにて開催。日本テレビ系列にて生中継。