初の東京ドーム公演を行ったSUPER JUNIOR 初の東京ドーム公演を行ったSUPER JUNIOR

韓国のマルチエンタテイメントグループ、SUPER JUNIORが5月13日、2夜連続でワールドツアー「SUPER SHOW4」の日本最終公演を東京ドームで開催。2日間で計11万人を動員し、4時間にわたって熱狂のパフォーマンスで東京ドームを揺らした。

SUPER JUNIORのテーマカラーの青いペンライトが客席に揺らめく中、ステージは目にも鮮やかな赤いライトで煌めき、メンバーのシルエットが浮かぶと、場内は大歓声に包まれた。ホワイトゴールドの衣装に身を包んだメンバーが登場し、『スーパーマン』でショーの幕を開けると、次々とド派手な演出でステージを展開。レーザーや映像などの華麗な演出に加え、大型ムービングステージや噴水ショーにクレーン、ワイヤーなど、序盤から鮮烈な演出で魅せ、メンバーがトロッコでアリーナを周遊すると、場内は耳をつんざくような歓声で沸いた。

昨年11月の韓国・ソウルからスタートした同ツアーは、12月に2夜連続で、京セラドーム大阪で日本公演が開催され、リーダーのイトゥクが東京公演の開催をファンに約束していた。今回、単独では初となる東京ドーム公演にメンバーは「大阪での約束を覚えていますか? ここでみなさんに会えて本当に嬉しいです!」(イトゥク)、「ドームのステージに立つことができて本当に光栄」(シウォン)、「昨日は眠れなかった。すべてが夢のようで信じられなくて……」(リョウク)と感無量の様子。出荷10万枚を超えた最新シングル『Opera』(5月9日発売)を初披露したほか、『美人(BONAMANA)』や『Mr. Simple』など多彩なパフォーマンスで全36曲を披露。ソロステージではメンバーの個性が発揮され、同公演のためにリョウクとソンミンはAIの『Story』、キュヒョンはスキマスイッチの『奏』を日本語でカバーしファンを喜ばせ、さらに、映像でチャンミン(東方神起)のサプライズ登場もあり、大盛り上がりとなった。また、『Oops!』では、事務所の後輩であるガールズ・グループのf(x)も登場し、ステージに華を添えた。

ラストでは、ブルーに染まった場内を見渡し、イトゥクは「きれいな海の中にいるよう」と瞳を輝かせ、「近くても遠い韓国と日本。でも今だけは、とても近い韓国と日本です。ドーム公演が出来たのは、みなさんのおかげ」と語ると、ウニョクも「このステージに立てたのは、みなさんと僕たちが一緒に積み上げて来た結果。僕たちはドームで公演をしたいと思っていました。夢を叶えてくれてありがとう」としみじみ感謝し、最後の楽曲『Way』で、ふたりは熱い涙を流した。そして、メンバーが客席にウェーブを促し、大きな青いうねりを目にしたメンバーは口々に「最高!」と大はしゃぎ。最後は「10年が過ぎてもSUPER JUNIORとエルフ(=ファン)は、20年が過ぎてもSUPER JUNIORとエルフは、永遠にひとつだ」と叫び、客席と一体に。シウォンが「ドームより大きなサッカー競技場があると聞きました。次はそこで会うのはどうですか?」と新たな提案をし、大歓声を浴びていた。