©劇場版「MARS~ただ、君を愛してる~」製作委員会
フォトギャラリーピュアで残酷なラブストーリー…『MARS ~ただ、君を愛してる~』フォトギャラリー

90年代にセンセーションを巻き起こした500万部突破の人気少女コミックを連続ドラマに続き映画化した『MARS (マース)~ただ、君を愛してる~』がまもなく公開! 

6月8日(水)に開催された試写会で上映後に回収されたアンケートでは10代女性を中心に、映画の満足度で「100点」をつける観客も目立った。だが、その内容に関しては、藤ヶ谷太輔派と窪田正孝派に支持が分かれたほか、主要登場人物の「誰」の視点で見るかによって感想コメントの傾向や好きなシーンが異なるという興味深い結果に! 

カリスマ性と優しさ、そして抑えきれない衝動を抱えた高校生・零(藤ヶ谷太輔)と恋人のキラ(飯豊まりえ)の愛、零の死んだ双子の弟の親友で、零に対し特別な感情と執着を持つ牧生(窪田正孝)の3人を軸に物語は展開するが、まさにこの3人をどういう視点でとらえるかで、同じ満足度100点の観客でも、感想は様々。

©劇場版「MARS~ただ、君を愛してる~」製作委員会

まずやはり多かったのが、零とキラが一緒に苦しみや悲しみと向き合い、乗り越えようとしていく姿――「純愛」と呼ぶにふさわしい2人の関係に感動を覚えたという声。特に、劇場版ではこれまで明かされてこなかった、キラの衝撃的な過去が明らかになる。

これまで、自由奔放にふるまいながらも、実は過去の傷を抱えた零の心をキラが溶かしていき、キラ自身も成長していくという部分が大きかったが、今回は零が連ドラ以上にキラを支え、守ろうとする姿が目立つ。

©劇場版「MARS~ただ、君を愛してる~」製作委員会

「いろいろあっても、一途な思いは永遠というところがすごくよかった」、「物語が進むにつれて、本当に純粋な愛なんだというのが伝わってきました」、「過去の闇を乗り越えて、頑張る姿がよかったです。キラが危なくなると、いつでも助けに来てくれる零のような恋人ができたら…」という感想や「キラに対する零の優しさにキュンキュンしました! 目が優しくて包み込んでるみたい」といった声が多く見られた。

また、零の強さと優しさに支えられながら、過去を乗り越えていこうとするキラに同性として共感と憧れを感じたという女性も多数。自身、心に深い傷を抱えながらも「キラが、零のことを思って泣いてしまうシーン、それでも向き合おうとするところが素敵でした」といったコメントが寄せられた。