『ターザン:REBORN』撮影中のアレクサンダー・スカルスガルド

アレクサンダー・スカルスガルドが7月公開の『ターザン:REBORN』で主演を務めている。アレクサンダーは、名優ステラン・スカルスガルドの息子で、ターザンを演じた背景には“父との思い出”があったという。

『ターザン:REBORN』/その他の画像

アレクサンダーは、スウェーデン出身で、『バトルシップ』などの大作映画に出演する一方、ラース・フォン・トリアー監督の『メランコリア』にも出演するなど、幅広いジャンルで活躍している。『ターザン…』では役作りのために徹底的に肉体を鍛えあげて、伝説的なヒーローの外見を追求し、同時に、ジャングルで育つも、現在は英国で暮らすターザンが愛する妻のために“内なる野生”を呼び覚ましていく過程を見事に演じている。

アレクサンダーは以前からターザンのファンで、この役を演じるに際し「幼い頃の夢が叶った」と語っているが、幼い彼に『ターザン』を見せたのは父ステランだった。ステラン・スカルスガルドはスウェーデンを代表する実力派俳優で、『パイレーツ・オブ・カリビアン』や、『アベンジャーズ』などハリウッドの大作映画にも出演している名優だ。彼は息子が幼い頃から様々な映画をみせていたそうで、その中に『ターザン』もあったという。

アレクサンダーは父について「ひとりの人間として、父親として尊敬できる、非常に素晴らしい人で、僕にいろんなことを教えてくれました。映画の現場でも、劇場でも僕にたくさんのインスピレーションを与えてくれましたが、特に人に敬意を払うことを教えてくれました」と言い、「必要とされたら手を差し伸べてくれますが、父が判断をせず、僕の道を行かせてくれました。僕は俳優としてすごく頑固なところがあって、あまりアドバイスを聴かず、10年ぐらい俳優業を辞めていたことがあったのですが、戻りたいと相談したときは、ニューヨークのシアタースクールに行かせてくれて、大きな手助けをしてくれました」と振り返る。

愛する父であり、尊敬する俳優……アレクサンダーは今でも父を愛しており、本作の撮影が終わった後、最初に食べたのも父の手料理だったそうだ。ちなみに、アレクサンダーは先日、来日したが、19日の父の日を前に「日本でたくさんハリネズミを見かけたので、いつくか買って帰って父にプレゼントしたいと思います」と笑顔を見せた。アレクサンダーが、幼少期から憧れた、尊敬する父も愛する“ターザン”をどう演じるのか楽しみだ。

『ターザン:REBORN』
7月30日(土)全国ロードショー

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