ホルモンは塩に限る!

(アレレ)である。テッチャン特有の脂が塩と調和し、テッチャンがより甘く感じられた。(むしろタレこそ邪道ではないか)とさえ思えた。

ミノもしかり。ホルモンは塩に限る。

最後に和牛を焼いて食べた。和牛はスタッフではなく、各自が焼き奉行となり、好みの焼き加減で食べる。

 

「うちの店ではA4以上の国産牛を使っています。今日の部位はハラミです」

ミノは、草を食べて育ったオーストラリア産などを使用しているという。

肉を食べ終え、幸せな気分にひたっているところに、追い打ちかけるかのようにミノチャーハンが届いた。しかもジュウジュウとおいしそうな音を立てているではないか。

先ほど食べたミノを細く刻んだものと、この料理専用に仕込んだカクテキを使っているという。
心地よい辛味があるミノチャーハンをテンジャンチゲ(汁物料理の一種)と一緒にほおばる。ミノチャーハンをたとえるならば、石焼ビビンバをミノとカクテキで作ったような料理だ。
至福の時間はデザートで終わり。

コース料理は8000円からだが、単品でも注文できる。
コース料理の中でもっとも感動した「至福の特上ホルモン」(テッチャン)は1800円、「幸福の特上ミノ」は2000円、「特上ミノチャーハン」は2000円だ。特製ポッサムキムチは2400円。

すべて2人前程の量があるので、ビールなどを飲んで食べても意外と安い。
女子会なら、それぞれ3人分ぐらい量があるかもしれない。

実はこの店はワインの種類も豊富だ。今度来たときは、これまで経験したことがない赤ワインとホルモンのマリアージュを愉しませてもらおう。

オバルタン ジャパン上野店は、ホルモニストでワイン好きの聖地になりそうだ。


オバルタン ジャパン上野店
東京都台東区上野2-12-9 金栄会館ビル 2F
03-5826-8429
16:00~24:00(食事L.O.22:30、飲物L.O.23:00)
定休日:不定休

東京五輪開催前の3歳の時、亀戸天神の側にあった田久保精肉店のコロッケと出会い、食に目覚める。以来コロッケの買い食いに明け暮れる人生を謳歌。主な著書に『平翠軒のうまいもの帳』、『自家菜園のあるレストラン』、『一流シェフの味を10分で作る! 男の料理』などの他、『笠原将弘のおやつまみ』の企画・構成を担当。