『日本で一番悪い奴ら』に主演した綾野剛

 映画『日本で一番悪い奴ら』公開直前イベントが22日、都内の新宿ステーションスクエアで行われ、主演の綾野剛と主題歌を担当した東京スカパラダイスオーケストラfeat.Ken Yokoyamaが出席した。

 ファンの歓声に迎えられた綾野は「新宿の皆さん、どうも、綾野剛です。新宿区の寛大さによりこういった場所をお借りして(イベントが)できること、大変感激しております」と笑顔であいさつした。

 会場では“「新宿日悪署」落成式”と銘打ち、盛大なセットの中でテープカットを実施。“署長”として“初仕事”を成し遂げた綾野は「最高ですね。やはりいちばんロックな警察署を目指したい。日本がやや潔癖になっている中で、祭りとしてこういう時間が過ごせることはすごくロック。今後ともよろしくお願いします!」と感謝と喜びを口にした。

 この日は、「東京スカパラダイスオーケストラfeat.Ken Yokoyama」が落成式のお祝いとして駆けつけ、主題歌「道なき道、反骨の。」をサプライズで演奏。ノリノリで鑑賞した綾野は「今年イチバン楽しいです。本当にうれしいですね」とコメント。また壇上では「僕は世代ドンピシャなので、正直、本当に興奮しています…。谷中(敦)さんと横山(健)さんの2人の間に立っていることが異常というか…。“日本で一番悪い状態”です」とまさかの対面に感激しきりだった。

 この映画は、北海道警察で起こり「日本警察史上最大の不祥事」とされた「稲葉事件」を題材に製作。劇中で、「正義の味方、悪を絶つ」の信念を持ちながらも、あらゆる悪事に手を汚していく北海道警察の刑事・諸星要一を演じた綾野は、「痛快ポップなエンターテインメントに仕上がりました」と笑顔でアピール。

 この映画を既に鑑賞したという谷中も「大傑作。やっぱり悪い人ってすごいパワーがある。生命力あふれる映画で感動しました」と絶賛。横山も「素晴らしかったです。見始めてから最後まで息をつく暇もなく、バァーと引きこまれていきました」とすっかりこの作品に魅了された様子で、これには綾野は「恐縮です」とはにかんでいた。

 映画は6月25日から公開。