ただし、長年、自分なりの歩き方に仕上がっているので、それを変えるのは簡単のようで、結構大変。だから「新保式ボールウォーキング」はたった300歩、家の中でいいから集中して行うことで身につけることが大切なのだそうです。新保先生いわく「家の中でできないことは、外に行ってもできませんから」と。

では「新保式ボールウォーキング」のやり方を説明しましょう。

(1)ひざをしっかり伸ばしてかかとから着地する。つま先を進行方向に向けることを意識する。

POINT:つま先を進行方向に向けることで、足首が左右にぶれるのを防ぐ。足首がぶれると、ひざ、太もも、股関節、骨盤、上半身がゆがんでしまうので注意。体がゆがむと、血流が悪くなって代謝が落ちて痩せにくい体になる。 

(2)後ろの足首を伸ばし、前脚に重心をのせる。前脚のくるぶし、ひざ、腰、肩、耳が一直線上になるようにする。

POINT:後ろの足首を使うことで、ふくらはぎは弛緩と収縮をして、脚に流れてきた血液を心臓に押し戻すポンプの役割をする。そのことで、むくみの解消につながる。また、後ろ脚の付け根が伸びるので、腸が刺激されて便秘改善に。

(3)地面を蹴らずに後ろ足首を伸ばす。後ろ脚を前脚のひざにこすれるようにして前へ出す

POINT:筋力を使わずに、上手に重心移動をすることで、ふくらはぎが太くなったり、太ももが張って太く見えるのを防ぐ。

(4)ひざを伸ばしてかかとから着地する。このとき、かかとの少し前に体重移動をする。

POINT:かかとの少し前にうまく体重がのれば、足首が内側や外側に大きく倒れこまむのを防げて、ひざや骨盤、全身がゆがむのを防ぐことができる。