前橋汀子 前橋汀子 (c)篠山紀信

ヴァイオリニストの前橋汀子の演奏活動50周年を記念したコンサートが、5月20日(日)・6月3日(日)に横浜で開催される。

「前橋汀子」の公演情報

21世紀を代表する大ヴァイオリニストのふたり、ヨゼフ・シゲティ、ダヴィド・オイストラフの演奏を聴いたのがきっかけで、ヴァイオリニスの道を目指したという前橋汀子。1961年、旧ソ連のレニングラード音楽院(現サンクトペテルブルク音楽院)に日本人として初めて留学。当時隆盛を極めていたソ連の音楽芸術の発信地ともいえる同楽院で薫陶を受けた後に、本格的に演奏活動を開始。ベルリン・フィル、ロイヤル・フィル、フランス国立管、クリーブランド管、イスラエル・フィル、メータ、ロストロポーヴィチ、サヴァリッシュ、マズア、小澤征爾など世界第一線で活躍するオーケストラや指揮者との共演を重ねてきた。

ロシア留学へと旅立った思い出の地、横浜で開催される記念コンサートは、オーケストラとのコンチェルトとリサイタルの2公演。プログラムは「ぜひ横浜で演奏し、聴いていただきたい」というロシアを代表する作曲家チャイコフスキーのコンチェルトをはじめ、彼女の幅広いレパートリーの中から様々な時代、国の作曲家の作品から厳選された構成となっている。“日本ヴァイオリン界のパイオニア”として今なお第一線で精力的な活動を続ける前橋汀子の、演奏芸術が堪能できる機会だ。

前橋汀子 演奏活動50周年コンサートは、5月20日(日)に横浜みなとみらいホール(コンチェルト公演)で、6月3日(日)に神奈川県立音楽堂(リサイタル公演)で開催。チケットは発売中。また、6月9日(土)の大阪、6月17日(日)の東京、7月14日(土)の愛知公演ほか、各地でも開催予定。

「ウレぴあ総研」更新情報が受け取れます