派手なレーザービームに彩られ『BETTER TOGETER』『DIGITAL BOUNCE』と力強いダンスナンバーを披露すると、「やっぱ、この2曲やったらね、ちょっとね……疲れたね。歳とったなぁ~と思う。もっと頑張らないと」。

そんなふうに謙遜するSE7ENだが、ダンスのキレとブレのなさはデビューの頃と少しも変わらないし、しなやかさと力強さを自在に繰り出すパフォーマンスは、見るたびに進化を感じさせる。お茶目な素顔や飾らぬトークももちろん魅力的なSE7ENだが、やはりステージの上で歌い、ダンスをしている時が一番キラキラと輝く人なんだ、とあらためて実感した。

「つらかった時、皆さんから手紙や応援をもらって、ほんとにすごく力になって、『なんとかやらなきゃ』とまたやる気が出た。その気持を込めて、皆さんにあげるプレゼントみたいな曲。悲しい曲なんですけども、やっぱり皆さんがいるから、俺は、ケンチャナ(大丈夫)」。

そう紹介した『ケンチャナ』は、新曲『RAINBOW』のカップリング曲でSE7ENの自作曲。ステージ上のソファに横たわり、ムーディーな雰囲気の中、切ない表情でセクシーに歌い上げ会場を魅了した。

『UNDER STAND~今さら~』のあと、あっと言う間に駆け抜けたライブの終わりを告げるSE7ENのトークに、会場からは次々と惜しむ声が上がる。「もっと聞きたい!」「短すぎる!」の声に、SE7ENはサラッと「アンコールあるから!」。恒例のアンコール宣言。『SOMEBODY ELSE』『PASSION』でライブはついにフィナーレを迎えた。

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