特別追加公演は、本当にやりたいことをやっています

東京03 DVD『時間に解決させないで』の模様

――本作の見どころを教えてください。

飯塚「ネタ的にバランスが良くて好きな公演ですし、特別追加公演も『やりたいこと公演』の名の通り、本当にやりたいことをやってます。DVDになるんだから、普通はもうちょっとお客さんに寄せてくると思うんですよ。ここまでコンセプトのはっきりした特別追加公演、なかなかないと思います」

豊本「確かにネタは幅広く、いろんな人に笑っていただけると思います。特別追加公演は、僕はプロレスに関することをやっているので、プロレスファンの人にもぜひ見ていただきたいな、と」

角田「とっつきやすい作品になっていると思うので、僕らのライブを初めて見るという人にも向いているのではないでしょうか。追加公演は、僕はもともと音楽をやりたいのでね……、新曲も収録されています」

飯塚「角ちゃんのやりたいこと公演は、本当にやりたいことすぎて、本人が緊張しているんですよ。顔がめちゃめちゃこわばってます」

角田「ちょっと、言わないでよ(笑)」

――そして間もなく始まる第17回公演『明日の風に吹かれないで』。3部作の最終回となるわけですね。このタイトルも……。

飯塚「縛られたルールの中で、がんじがらめになりながら決めたヤツです(笑)」

角田「その割にこのタイトル、すごく好きだけどね」

東京03 DVD『時間に解決させないで』の模様

――どんな単独になりそうですか?

飯塚「まだ制作中なんですけど、今のところ、面白いですよ。でも……本番でどうなるかは、わかんないな!」

角田「見てもらわないと、わかんないよね」

飯塚「今回、いろんなことがあったんですよ。角ちゃんは足を骨折したし、僕はぎっくり腰になったし。でも東京03は一生続けると宣言しているから、今後はもっといろんなことがあると思うんですよね。そういう意味で、1発目のいろいろあったライブです。あっ……、本当の1発目は角田さんの離婚ですけど」

角田「そこまで振り返らなくてもいいよ!(笑)」

飯塚「あの時以来の、いろいろあったライブです。僕はぎっくり腰のせいでここ最近、ネタ作りができなかったんですよね。いつもは設定の出し合いを角ちゃんとふたりでわけて、そこから僕がネタを練り上げていくんですけど、今回は久々にまるまる角ちゃんが作ったネタをやるかもしれません。

ここまで来たら一蓮托生ですから、お客さんには我々のシチュエーションも込みで楽しんでもらいたい。“今回はちょっとつまらなかったけど、彼らも具合が悪かったしな”という楽しみ方をしてもらえるようなトリオになりたいですね(笑)」