ミニスカートや生足など、下半身やお腹を冷やす服装は「冷え」による月経トラブルを招きやすくなります。
血流が悪くなると痛みがひどくなるので、女子にとって冷えは大敵。腰やお腹、足を温めるようにします。

食生活では、白砂糖を含む甘いお菓子やアイスクリーム、スナック菓子、加工食品など、身体を冷やす食べ物を避ける一方、魚や豆、根菜、緑黄色野菜など、普段不足しがちなものをしっかり食べ、食事バランスを整えることが痛みの改善につながります。

かつては「月経痛は我慢するもの」と思われていましたが、鎮痛剤を使うことで痛みが抑えられるようであれば、月経が始まった段階ですぐに飲んだほうがよいようです。

薬を使用することに抵抗を感じるかもしれませんが、月に1~2回程度の使用ならば特に問題はなく、むしろ我慢するほうが身体に悪いとも。

それでも痛みがおさまらない場合には、別の病気が隠れていることも考えられるため、月経中でも婦人科や女性外来の受診をお勧めします。

10代の女の子をいきなり内診台に上がらせることはないとのことなので、相談してみてください。

なお、月経前になると頭痛や腰痛、イライラ、うつ傾向になる「PMS(月経前症候群)」と呼ばれる症状がありますが、強いストレスがかかると悪化しやすく、また中高校生でもPMSと診断されるケースがあります。

食事や生活習慣、治療などにより症状を軽減できるので、つらい場合にはやはりご相談ください。

ストレス、ダイエットによる「無月経」にも注意

一般的に、月経周期は25~38日、月経期間は3~8日が正常な月経とされています。

でも、女性ホルモンはとってもデリケート。
ちょっとしたストレスだけでもホルモンバランスが乱れて月経が不規則になり、月経が止まってしまうこともあります。