撮影:tama

ある日、少女は記憶を失った状態で見知らぬ洋館にいた。その先にあるのは、希望か? 絶望か……。

2015年に「オトメイト」が発表した『黒蝶のサイケデリカ』は、“幻想怪奇”な乙女ゲーム。男性キャラクターとの恋愛シュミレーション要素だけに留まらぬ、本格的なミステリー要素が斬新だと話題を呼びました。

そんな『黒蝶のサイケデリカ』がサスペンスラブストーリーとして舞台化。『黒蝶のサイケデリカ THE STAGE』と題し、8月3日から7日までの期間、東京・紀伊国屋ホールにて公演となります。

本作で、主要キャラクター「緋影」を演じるのが俳優の山田ジェームス武さん。日本、フィリピン、スペイン、中国の4カ国ミックスクウォーターという端正な顔立ちでモデルとして人気を博し、2013年に俳優デビュー。『舞台「黒子のバスケ」THE ENCOUNTER』では、高尾和成を好演しています。

今回は、山田ジェームス武さんに『黒蝶のサイケデリカ THE STAGE』の見所をインタビュー。「最近ラブプラスを買いました!」という、意外とゲーム好きな一面も?

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今回のオファーは、正直に言って僕なんだ、って驚きました

――山田ジェームス武さんは舞台『黒蝶のサイケデリカ』で「緋影」というキャラクターを演じますが、まずはこのキャラクターについて教えていただけますか?

山田:緋影っていうキャラクターはクールなのですが、お茶目な所もあって、本当の緋影はお茶目な人間なのかなと思っています。自分がしっかりしないと、自分はちゃんとしなくちゃと、取り繕っている部分もあるのかな、と。

――共感出来る部分はありますでしょうか?

山田:う〜ん。僕はこのままですからね(笑)。こんな取り繕った事は無いですね。だからこそ、緋影みたいな生き方ってしんどいんだろうなって想像します。常に人より一歩先にいなくてはいけないのって本当に大変だなと思うので。

撮影:tama

――では、このキャラクターのオファーが来て意外でしたか?

山田:正直に言って僕なんだ、って驚きましたね。これまで演じてきたキャラクターともタイプが違いますし、クールなキャラクターは初めてだったので、意外しかなかったです。でも、素の自分と真逆だったり、普段とは違う役柄を演じるのは楽しいです。勉強にもなりますし、実生活にも役立ちます。

――実生活にも!

山田:あのクールな人は裏ではこういう事考えているのかもな、って想像したり。間接的に人間を知る事が出来るので楽しいです。

――なるほど。キャラクターを通じて人間観察をして実生活に活かす、という事ですね。本作は、衣装も素晴らしいですね。すごく似合っています。

山田:本当に綺麗で格好良くて、フリフリで。自分が普段王子様キャラでは全く無いので、この舞台でしか着れないのですごく楽しいですね。

高校生の頃は『ときメモ』や『金色のコルダ』もやりました

――これから稽古が始まるという事ですが、楽しみにしている事はありますか?

山田:今回、周りが若い子ばかりで、僕が一番年上なんです。なので座長的な役割が必要になってくると思っていて、皆を引っ張っていけるか、ドキドキしています。

――『黒蝶のサイケデリカ』は実際にプレイされましたか?

山田:最初は乙女ゲームと聞いたので、恋愛要素重視なゲームかと思っていたのですが、実際はじめてみるとサスペンス要素も多くて、もともとゲームが好きなので今ハマっています。

――普段はどんなゲームをやられているのですか?

山田:オールジャンルやりますね! 銃のゲームとか、RPGとか、高校生の頃は恋愛シュミレーションゲームもやっていました。『ときメモ』とか『金色のコルダ』とか。それらをやった上で『黒蝶のサイケデリカ』をプレイしたので、恋愛要素もRPG要素もサスペンス要素もある所に驚きましたし、すごく新しいゲームだなと思いました。