(左から)高橋メアリージュン、島崎遥香、大野拓朗、竹本聡志監督

 映画『ホーンテッド・キャンパス』の初日舞台あいさつが2日、東京都内で行われ、出演者の中山優馬、島崎遥香(AKB48)、大野拓朗、高橋メアリージュン、安井謙太郎(ジャニーズJr.)、竹本聡志監督が登壇した。

 本作は、大学のオカルト研究会を舞台に、お化けが見えちゃうヘタレな大学生・森司(中山)が、大好きな後輩こよみ(島崎)のために、呪われたキャンパスの謎を解決していく青春オカルトミステリー。

 会場では、劇中で一番ヘタレだった森司にちなみ、「実際に一番ヘタレだった人物は?」という質問に、登壇者が指差しで一斉回答することに。「俺、謙ちゃんやわ」と答えた中山は、「最初に映画が完成した時に謙ちゃんと一緒に見たんです。隣やってんけど、怖いシーンで毎回ビクンとなるのよ。それがすんごいイラッとして。出てるやん、君!ってなりました」と後輩の臆病な一面を暴露した。

 島崎と高橋からも、一番のヘタレとして挙げられた安井は「俺、初日にいきなりヘタレの烙印(らくいん)を押されるって…」と落胆。中山が「ヘタレ安井」と命名すると、大野も「ヘタレ謙太郎」と悪ノリ。安井は「改名しませんよ」と抵抗しながらも「僕、ヘタレでいいですよ」と最後は開き直っていた。

 また、主演の中山について“意外な一面”を問われた共演者たち。島崎が「食が細い。食べているイメージがない」と明かしたのに続き、大野は「主演として引っ張ってくれたことには本当に感謝していますが、これ言っていいのかな~。この男、スケベなんです」と回答した。

 中山は「そうね。スケベはスケベやね」と認めながらも、シーンとした会場の雰囲気を察知して「やっぱこんな感じになるねんや」と苦笑い。司会者が大野に具体的なエピソードを求めると、すかさず安井が「ジャニーズなんでそこはすみません」と阻止して笑いを誘った。

 一方、高橋は中山について「お顔もカッコ良いし完璧なんだけど、ユーモアがある」とした上で「さかなクンみたいなことやってくれたりして…」と、撮影現場で中山が魚類学者のさかなクンのまねのようなことをやっていたと暴露した。

 これはもともと、さかなクンに表情が似ていることから始まったことのようで、中山が「監督から『はいカット。NG。さかなクンの顔なっている』って言われたことはあったね」と語ると、竹本監督も「優馬くんのラストカット。あの時、若干さかなクンの顔だった。それがちょっと心残り…」と告白。これには中山も「どういうことなん? 日によって、俺の中のさかなクンの度合い変わってくるん?」としつつ「確認するために(映画を)もう1回見て!」と観客にアピールした。

 最後は、安井が「めっちゃ虫が嫌い。とんでもない声が出るよね」と中山の意外な一面に触れつつ、「はい虫」と何かを投げるパフォーマンス。すかさず中山が「ギョギョ!」と身振りを交えて反応し、会場を爆笑の渦に包んだ。