はい。

48グループのとき、ホリプロに所属しているメンバーもいたりしたので、ホリプロのスタッフの方々には、その頃から本当によくしていただいていました。今年の2月くらいに、そのスタッフさんから、久しぶりに電話をいただいたんです。

「今年の夏、スケジュール空いてる?」

って聞かれて。「もちろん休業中なので空いてます」と答えたら、「タイガー・リリーをやってほしいです」って言われて! 「え、ええっ!?」ってなったけど、もう「スケジュール空いてます」って言っちゃったし、断る理由ももちろんなくて(笑)

その後、『ピーターパン』のお話があるということで、ホリプロの会社に呼んでいただいて、いろいろお話しした時に、所属のお話をしていただいたんです。

だから「事務所に所属する」というお話は、サプライズだったんです。人って、あまりにも突然すぎると、それが嬉しいことであったとしても

「あ、ああ…」

みたいな、言葉にならない声しか出ないんです。

「嬉しい!」

とか

「ヤッタァー!!」

って、言えないものなんだ! って、今回初めてわかりました(笑)

--(笑)

お休みを決めたときは、“あのときのメンタルや体調のままで、お仕事を続けるのは辛い”っていう感情のほうが上回っていたんです。だけど数パーセントは“芸能の世界に戻ってきたい”っていう思いもありました。

だから、復帰の可能性をまったくゼロにして休業していたわけではないんです。でも、芸能のお仕事に戻りたくなったとしても、誰に何を言えば戻って来られるのかわからなかったし、お仕事関係のいろんな方の連絡先を知っているわけでもなかったから。

“ご縁があれば、またお仕事できるのかな”

と思いながら生活していました。そんな時にホリプロさんからお話をいただいて。これは「ご縁」だと思ったんです。

--お休み中は、芸能の世界に「戻る」という選択肢もあれば、「戻らない」という選択肢もあったわけですよね。

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