『アーロと少年』

ディズニー/ピクサーのヒット作『アーロと少年』のブルーレイやDVDが収録されたMovieNEXが今月6日(水)にリリースされる前に、本作を手がけたピーター・ソーン監督のインタビュー映像が公開になった。

インタビュー映像

ソーン監督はピクサーで、ストーリー、アート、アニメーションのすべての部門で働いた経験を持ち、声優まで務める実力派で、満を持して新作の監督に就任したが、映像では「監督の話が来た時は本当に不安で怖かった」と振り返る。しかし、ソーン監督は停滞していたプロジェクトを見直して、ムダな部分を的確に指摘し、ストーリーやキャラクターを整理。観客の心に響くドラマに注力して、映画を完成させた。

本作は、巨大な隕石が地球に衝突することなく、恐竜と人間が共存している世界が舞台。不慮の事故で父を失い、さらには激しい川に流されて自分も迷子になってしまった弱虫の恐竜アーロは、ひとりぼっちの少年スポットに出会い。友情を深めながら故郷を目指して冒険に出かける。

劇中に登場する大自然の描写は、入念にリサーチを重ねた上でアニメーションが制作され、アーロの感情の揺れ動きに重なるように姿を変えていく。本作では極力、セリフに頼らずに、キャラクターの表情や動き、背景にある自然の変化でドラマが描かれており、監督がもっとも気に入っているシーンも、映画の終盤に登場するセリフのないシーンだという。

MovieNEXでは、映画館では1度しか観ることができなかったシーンも、何度も観賞することが可能になるため、映画館では気づかなかったアーロとスポットの感情の変化や細やかなドラマを発見し、さらに深く楽しむことができるのではないだろうか。ちなみにMovieNEXには本編だけでなく、製作の舞台裏やキャラクターの魅力を紹介するドキュメンタリーや、音声解説も収録される。

MovieNEX『アーロと少年』
デジタル先行配信中
7月6日(水) 発売
発売元:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン