手軽に作れて、子どもも大好き、出せば大喜びのメニューでもある「焼きそば」や「チャーハン」、「ナポリタン」。そして、簡単に済ませたい時のお助けレシピといえば、「野菜炒め」。

家庭料理の定番でもあるこれらの料理、調理法は簡単なはずなのに、仕上がりがベチャっとする、水っぽくなるといったお悩みが多い料理でもあります。

今回は、それぞれの料理のベチャっとならない、プラスのコツをご紹介します。

 パラパラのチャーハンにしたい!作り方のコツ

材料は、シンプルに。水気の少ないものを選ぶ。

家で作る時は、ついつい栄養バランスを考えて、いろいろな食材をチャーハンに詰め込んでいませんか。

特に野菜類は多く入れてしまうと「ベチャ」の原因に。水気が出るのを抑えるためには、ハム、または、焼き豚や卵、ネギ程度に食材を抑えます。

加えるならば、かまぼこ、ゴマ、干しエビ、しらすなどは、水分が出にくく、カルシウムやミネラルをプラスできます。

ご飯と具材を別々に炒める

生野菜や水分を含む食材は、先に炒めて水分を飛ばし、フライパンから出しておきます。その後、卵、ご飯を炒めに別にしておいた具材を軽く混ぜて、味をつけると簡単にパラパラチャーハンを作れます。

作るのは、お茶碗2杯分を目安に

一度に多人数分作ろうとすると、家庭用の火力とフライパンの大きさでは、具材やご飯の水分を飛ばすのに時間がかかります。その分、長時間、ご飯をこねてしまい、「ベチャ」としたチャーハンの原因に…。

家庭サイズのフライパンでは、お茶碗2杯分(約2人前程度)を1回に作る量にするのがおすすめです。

ベチャとした焼きそばにしないコツ

麺と具材、別々に炒めてみる

具材を長時間炒めると肉は硬くなり、野菜からは水分が出てベチャっとした焼きそばになります。肉、野菜は、炒めて味付けをしたら、一度フライパンからだして、その後、炒めた麺とさっと混ぜましょう。

麺を炒める際は、水分を飛ばす

麺を炒める時に水を入れて蒸し焼きにするのは良いのですが、水分が残ったまま味付けをしないようにしましょう。麺を蒸した後にしっかり炒めて水分を飛ばしてください。少量の油をプラスすると水分が飛びやすくなります。

具材を入れたまま、そこに麺を入れる場合は、麺をレンチンする

具材が温まっているのに冷たい麺を乗せると麺が温まるまでに具材に火が通り過ぎる原因になります。

焼そばの麺を冷蔵庫から取り出したら、電子レンジで1袋につき約30秒温めます。温めておけば短時間でも簡単にほぐれ、具材に火が通り過ぎるのも防げます。