2. お友達と良好な人間関係を結ばせようとする

「友達と仲良くしてほしい」

「相手の玩具を奪い“躾の出来ていない子”と思われたくない、いいママだと思われたい」

そんな親の思いから、つい、まだ喧嘩をしているわけでもないのに、公園の砂場に送り出すときに「仲良く遊ぶのよ」とくぎを刺すタイプです。

園でも先生自ら、先回りしている光景を見かけます。

人は言葉ではなく、実際、相手とぶつかる体験を通してしか社会性やコミュニケーション能力は育ちません。

口で「思いやりの心をもって、お友達に優しくして仲良くしなさい」と言われても、子どもにとっては机上の空論です。

実際、やったりやられたり、痛い思いをしたり、自分の思い通りにはことが運ばない経験をして“良好な人間関係の結び方”を学んでいくことができます。

3. 子どもの友達を親が選んでいる

「B君は乱暴だから一緒に遊んだらダメよ。A君遊びなさい」と子どもの友達を親が選んでしまうタイプです。

親がいくら気に入らなくても、子ども同士、馬が合うのならば遊べばいいのです。

親が子どもの遊び相手を選んでしまうと、子どもは親の指示を待って、親が気に入りそうな友達としか遊べなくなってしまいます。子どもの交流関係には口を挟まないようにしましょう。

“子どもの人間関係と親同士の関係は別である“と割り切ることです。

ママは自分と価値観が似ている人、一緒にいて楽しい人と積極的に交流を持つようにしましょう。