興梠慎三(浦和レッズ) (c)J.LEAGUE PHOTOS 興梠慎三(浦和レッズ) (c)J.LEAGUE PHOTOS

2ndステージでともに白星発進した両軍が激突する。浦和レッズ×柏レイソル。連勝スタートで『明治安田生命J1リーグ』2ndステージで開幕ダッシュに成功するのはどっちか。

浦和×柏 チケット情報

1stステージ第12節から2分3敗と急失速し、優勝戦線から後退した浦和だが、未消化だった第13節・FC東京戦で0-2から後半、DF槙野智章の2ゴール、李忠成の決勝弾で逆転すると、続く第17節・ヴィッセル神戸戦はFW興梠慎三の2発、MF梅崎司のとどめのゴールで3-1と快勝。先週の2nd開幕戦・アビスパ福岡戦では、22分に槙野が一発退場でPKを献上し、数的不利と先制される二重苦をMF柏木陽介のフリーキックが跳ね返した。43分にスペースのあるファーに蹴り込んでDF那須大亮が頭で合わせれば、64分には福岡守備陣の虚を突くニアに速いグラウンダーのボールを放ち、興梠が反転シュート。試合終了間際のゴールライン上の混戦のピンチもノーゴールの判定となり、2-1で3連勝を飾ったのだった。

1st第12節から4試合連続ノーゴールの沈黙ぶりが嘘のように、浦和攻撃陣はここ3試合で8得点と本領を発揮。特に2試合連続ゴール計3得点をマークする興梠は並々ならぬ決意を持っている。『リオ五輪』サッカー男子日本代表にオーバーエイジで選出されたエースは、U-23日本代表で主将を務めるDF遠藤航とともに、2ndステージ第4節・大宮アルディージャとのさいたまダービー後、チームを離れる。興梠は「オーバーエイジということで、自分のわがままでチームを離れることになるので、残り3試合はゴールで勝点9を取らないといけない。もちろん『リオ五輪』までにコンディションも上げないといけないし、そういう意味ではゴールが一番コンディションが上がるので、ゴールでレッズに貢献したい」と意気込む。

1stステージは3分2敗とスタートでつまづいた柏は、終盤4試合も2分2敗と調子を落とした。だが、2nd開幕戦・アルビレックス新潟戦を苦しみながらも、1-0でものにし確かな手応えを掴んだ。

ヴァンフォーレ甲府で7得点をマークしていたFWクリスティアーノが新潟戦から柏に復帰。早速、ディエゴ・オリヴェイラ、伊東純也と強力3トップを形成した。下平隆宏監督も「3人とも本当にスピードがあって、カウンターに出ていけるパワーがある。Jの中でもかなりスピードがある3トップだと思う」と爆発を期待する。さらに試合終了前にはDF増嶋竜也を投入し、5バックで守り切る新たな策を披露した。地力はある。5試合ぶりに勝点3を手にした柏は、気持ちも新たに2ndに臨んでいる。

2ndステージ第2節・浦和×柏は7月9日(土)・埼玉スタジアム2002にてキックオフ。小中高生が全席550円という特別価格の第4節・7月17日(日)・浦和×大宮・埼玉スタジアムのチケットともに、発売中。