第38回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)

今秋に開催される第38回ぴあフィルムフェスティバルの自主映画を対象としたコンペティション“PFFアワード2016”の入選作品が決定。483本の応募作品の中から20作品が約4か月に及ぶ厳正な審査を経て選ばれた。

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PFFは、通常の映像コンペに設けられる年齢、プロアマ、上映時間などの制限を一切排し「過去1年以内に制作された未公開作品」であれば、どんな作品も受け付ける。応募された作品は、1作品につき“最低3人以上で必ず最初から最後まで1分1秒もらさず観る”というルールで審査を実施し、一次通過作品を審査員全員で審査した後に入選作品を決定している。

PFFディレクターの荒木啓子氏は「これから発表する“入選作品”とは、現在、映画がどれだけの多様性を持つ創作物なのか、をみせてくれる作品群です。そして、個人の情熱が、どれだけの可能性を持っているかを示してくれるショウケースでもあります。出来ることなら、全人類にこの自主映画のひとつのかたまりを観て欲しいと、セレクションの間じゅう、願ってやまなくなります。」とコメントしている。

下記20本の入選作品は、9月10日(土)から東京国立近代美術館フィルムセンターで開催の「第38回PFF」で上映し、最終日には各賞が発表になる。その後、京都・神戸・名古屋・福岡と全国の会場を巡回する予定だ。

第38回PFFぴあフィルムフェスティバル
9月10日(土)から23日(金)まで 東京国立近代美術館フィルムセンター(月曜休館)
10月29日(土)から11月4日(金) まで 京都シネマ
11月3日(木・祝)から6日(日) まで 神戸アートビレッジセンター
11月11日(金)から13日(日) まで 愛知芸術文化センター
2017年4月 福岡市総合図書館

“PFFアワード2016”入選作品
『ヴァニタス』監督:内山拓也
『おーい、大石』監督:菊沢将憲
『傀儡』監督:松本千晶
『回転(サイクリング)』監督:山本 英
『限界突破応援団』監督:渡邉 聡
『シジフォスの地獄』監督:伊藤 舜
『食卓』監督:小松 孝
『楽しい学校生活』監督:前畑侑紀
『ツケモノの子』監督:阿部 平
『溶ける』監督:井樫 彩
『Drill&Messy』監督:吉川鮎太
『波と共に』監督:川添ビイラル
『人間のために』監督:三浦 翔
『バット、フロム、トゥモロー』監督:鈴木竜也
『花に嵐』監督:岩切一空
『福島桜紀行』監督:鉾井 喬
『また一緒に寝ようね』監督:首藤 凛
『もっけのさいわい』監督:中泉裕矢
『山村てれび氏』監督:阿部理沙
『私の窓』監督:渡邊桃子