「日食グラス」が店頭に並び、旅行会社は観測ツアーを企画するなど、活況を見せる“金環日食ビジネス”。各社が「金環日食」にビジネスチャンスを見出す理由と、今後の展望を探る。

全国で共有できるお祭り的イベント

月が太陽の前に重なることで、太陽がリング状に光って見える「金環日食」。東京・静岡・京都・高知・鹿児島など、太平洋側を中心に全国で観測される5月21日(月)朝を前に、関連書籍やグッズ、観察ツアーなどが好調な売れ行きを見せている。

月食や日食は度々観測されているが、なぜ、今回の金環日食がこれほど注目を集めているのか。人気科学雑誌『Newton』の編集統括部長、板倉龍さんに訊いた。