「婚期が遅れる」という説、耳にしたことのある女性も多いでしょう。実家暮らし、ペットを飼う、仕事が多忙……。
こうした特徴に自分が当てはまると、ちょっと複雑な心境になってしまいませんか?

でも、どうしてこれらの特徴が、婚期が遅れるとされているのか。冷静に考えたことはある人は意外と少ないかもしれません。

そこで今回は婚期が遅れる説が本当に正しいのか、専門家の見解のもとジャッジしてみたいと思います。

実家暮らしは婚期が遅れる説:可能性アリ

ひとり暮らしの自給自足と違って、実家暮らしは親に世話を焼いてもらうことが多いもの。婚期が遅れるとすれば、やはり親への依存、自立心の低さが原因になるのでしょうか?恋愛カウンセラーのマーチンさんに意見を伺いました。

「仰るように『親に世話を焼いてもらう』という自立していない姿勢が問題になることもあるでしょう。ただ、実家暮らしでスパッと結婚している人がたくさんいるのも事実です。その違いは、世話を焼いてもらう云々ではなく、『自分で決断して行動できる』かという、親離れの有無だと思います」

実家暮らしで結婚している人がいる以上、「実家暮らしだから結婚できない」と言い切るのはさすがに乱暴そう。ただ、実家暮らしだと外泊がしづらいといった、交際に支障が出てしまうと、マーチンさんは指摘します。

「実家暮らしでも、週に1回は彼の家にお泊りする女性もおられます。反対に、彼に『たまには泊まりにおいでよ』と誘われても、『うちは親が厳しいから……』なんていう女性は婚期を遅らせる原因となるのです。男性でいうマザコンの女性版みたいなものです。

30歳過ぎて『親に○○と言われるから』『親に聞いてみないと』なんて言うのは、恥ずかしいことです。大人の人間として自立して、自分で決めて行動しましょう」

年齢を重ねれば彼氏もできて当然ですよね。親が気になるうちは「友達の家に泊まる」と言って、それとなくやり過ごしては。日頃から大人として責任ある行動を心掛けることで、自分自身も親の目も変わってくるかもしれません。