名作はこうして生まれた! 貴重な手紙や資料も

ポスターコーナーには、歴代のジブリ作品のポスターが貼り出されています。

ジブリの鈴木敏夫プロデューサーと、ジブリ作品のコピーを担当した糸井重里さんの手紙のやりとりも展示してあり、ジブリファンには堪らない空間です。何度も真剣なやりとりを重ねて、コピーが作られていることがひしひしと伝わってきます。

また、メディアの変遷として壁一面に新聞広告が貼られています。

同じ『かぐや姫の物語』の広告に見えても、「明日、姫がっ!」、「映画館に姫がっ!」、「Xmasに姫がっ!」、「忘年会に姫がっ!」、「師走に姫がっ!」と、全て違うコピーなので細かいところまで読んでみるとおもしろいかもしれません。

忘年会やBBQなど、スタジオジブリ内で実際に貼られていた貼り紙もあります。忘年会のためにこんな本格的なポスターを作っているなんて、驚きでした。ジブリファンには堪らない貴重な資料ですね!

そして、展示室の角にもまっくろくろすけが!! 会場の端から端まで要チェックです。

鈴木敏夫プロデューサーの仕事場を再現したコーナー。ここから幾多の素晴らしい作品が創造されたと思うと、胸が熱くなります。

もののけ姫を例に製作、宣伝、配給、興行の4つに分けて資料が展示されており、どのように映画ができあがるかもわかります。映画を一本作ることは、本当に大変なことなのですね……。

ちなみに、宮崎駿監督による「もののけ姫」原案(絵本)は、公開された映画とは全く違うコンセプトです!

ジブリの宣伝ゾーンを抜けると、ジブリの倉庫と名付けられた歴代のグッズが並ぶゾーンがあります。

ポニョの巨大フィギュア、歴代のトトロぬいぐるみ、これまでの前売り券や書籍、アリエッティのドールハウスなど、これでもかというほどジブリグッズが並びます。

その他、アカデミー賞のオスカートロフィーや、ベルリン国際映画祭の金熊賞トロフィーが飾られていたり、スタジオジブリの年賀状や社員旅行のしおりが展示してあったりと、たくさんの資料を見ることができます。これらの中には、今回初公開のものも! じっくり見てくださいね。

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