3:ディボット跡ができたら埋める

「ディボット跡ができたらきちんと目土(砂)で埋めること。後続の人たちの球が入り込まないように整えておくのがマナーです。跡をそのまま放置してしまう女性を見ると『他人への配慮が足りないな』『自分さえ良ければいいタイプなのかな』と感じてしまいますね」(32歳/メーカー)

ディボット跡に目土を入れるのはプレイヤーとしてのマナーかつ義務。でも、手持ちの目土を使い切ってしまった……なんてときは? そんな状況で「知っている」中級者〜上級者がするのは、ディボット跡の地面と芝の境の土手を、クラブの先で叩いて潰して踏むこと。覚えておくと良いでしょう。

4:ボールマークを直す

「グリーンフォークで芝を寄せて、ボールマークを直すマナーは最低限知っておいてほしいですね。できるだけ早く直すとグリーンの再生も早くなります。

それ以前の常識として、グリーン上を走ってはダメだと覚えておいてほしい。以前、初心者なのかグリーン上を走ったり、荒々しく歩いたりする女性を見てびっくりしたことが」(35歳/コンサルタント)

ボールマークとは、ボールがグリーンに落ちたときにできるくぼみのこと。グリーンフォークをボールマークの外側から斜めに差し込み、手元のほうをかき寄せる形で凹みを盛り上げ、最後にパターのソールで平らに押さえるとOK。下から持ち上げて直すと、芝の根が切れてグリーンが枯れてしまうのでご注意を。

いずれも基本的なマナーばかり。とはいえ、一からゴルフを学ぶビギナーにとっては、覚えることも多いですよね。一つひとつ頭に入れて実践を重ねながら、ゴルフを楽しんでくださいね。

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。