多くのランナーと出会える後半戦

五霞町エイドの出口は関門になっています。こちらを出発し、いよいよ後半戦がスタート!後ろ髪を引かれつつ、スロースタートでエイドを後にするランナーが多いようでした。

ゴールまではスタート地点だった柴又公園を目指し、走ってきたコースを折り返して戻ります。見覚えのある景色ではありますが、後半にはまた異なる楽しみが。特に早めのブロックでスタートした場合、折り返してからしばらくは後続ランナーとコース上ですれ違うことができます。

「お疲れさま!頑張りましょう!」

なんて、仲間に声を掛けながら走る方も。ただ1人で黙々と走るよりは、気持ちの面でモチベーションが維持しやすいのではないでしょうか。

さらに残り30kmの地点からは、60kmの部を走るランナーの皆さんが。そのため、折り返してからゴールまでは、往路以上に多くのランナーと走ることができました。ちなみに60kmの部はゼッケンが緑色。ゼッケンカラーで種目が分かります。

ゴールまで、残りわずか!しかしそんなタイミングで、砂利道がランナーの行く手を阻みます。河川敷ということで、コース上に何度か現れる砂利道。走りづらく、特に後半の疲れたカラダにはこたえたことでしょう。

しかし走り続けていくと、国道6号線や柴又の取水塔などが目の前に。「あと少しだ!」「帰ってきた!」なんて声がランナーからも聞こえてきました。皆さん、重くなってきた脚を一歩、また一歩と動かしてゴールへと進んでいきます。

いよいよゴール地点が視界に入ってくると、ラストに用意されているのがこの下り坂。気持ちが高まり、傾斜に身を任せることで自然とスピードが上がっていきます。どんどん近づくゴールゲートに、きっとランナーはさまざまな思いを巡らせたことでしょう。そして・・・

遂にゴール!ゴールゲートまで続く道程が、まるで花道のように感じられます。付近には多くの応援の方々が集まっており、拍手で迎えてくれました。

ちなみに日が暮れ始めると提灯に明かりが点けられ、ゴールまでが光の道へと変わります。これなら、遠くからでも「帰ってきた」とすぐに分かることでしょう。制限時間ギリギリまで数多くのランナーがこのゴールを目指し、そして数多くの方々が声援と拍手を送り続けていました。

暑い時期ではありますが、今回はスタートから雨が降っていたこともあり、走りやすいコンディションだったのではないでしょうか。アップダウンの少ないフラットコースは走りやすく、自己ベストを更新した方、あるいは初めて100kmを走破された方も多かったようです。

 

“走る”フリーライター。スポーツを中心に、IT・WEBやビジネス関連などで執筆。「人生をアホほど楽しむ」がモットーのノマドワーカー。マラソンやトアイアスロンが趣味で、100km超のウルトラマラソンにも頻繁に出走。ときどき仮装ランナー。2児の子を持つイクメンとしても奮闘中。ナレッジ・リンクス(株)代表取締役。葛飾区堀切中学校・陸上部コーチ。1983年生。 

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