自然環境が与える好影響とは?

家族でTVDVDを見たり、遊園地やスポーツ観戦に出かけたりして、家族間のコミュニケーションは十分取れていると思っているかもしれません。

けれど、このような人工的な刺激は、知らず知らずのうちに、私達の脳を疲労させているのです。

そのため、注意力が散漫になり失敗が多くなり、ちょっとしたことでイライラしてしまって、子どもにあたってしまう、なんてことになるのです。

そんな時には、脳をリラックスさせて、疲れを取ってやることが大切です。

この研究によると、研究者が”ソフトな刺激“と呼ぶ自然環境は、精神的疲労を回復させ、注意力や集中力を復元させ、イライラを感じることが少なくなり、自分の感情コントロールをたやすくさせると言います。

そのために家族のメンバーに対しても穏やかに接することができるのです。

また、リサーチでは、日常から離れ自然の中で過ごすことで、家族が一つになったように感じるという家族もいました。

自然の中で過ごすことは、明らかに家族関係に良い影響を与えているのです。

20分の散歩が家族の絆を深める!

私達の日常は、日々何かに追われていますね。

特に子育て中の親は、24時間気持ちが休まる暇がないかもしれません。

だからこそ、疲れた脳や精神を癒す時間も必要なのです。

研究者は自然の中をたった20分散歩するだけで効果があると言います。

親がイライラすることなくおおらかな気持ちで子どもに接することができれば、子どもの態度も変わってきます。

また、子ども自身も自然の中で過ごすことで、脳がリラックスして精神が落ち着き、反抗的な態度が改善されるのです。

やんちゃな子どもに手こずったり、子育てや仕事にストレスを感じたら、子どもを連れて自然がいっぱい公園へ散歩に出かけてみましょう。

時間に余裕のある夏休みは絶好のチャンスですね。「家族で散歩」を日々の日課にしてみませんか?

<参考>Daily Mail Online

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」

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