玉森裕太とともにアフレコを披露した永野芽郁

 映画『キング・オブ・エジプト』公開アフレコイベントが20日、東京都内で行われ、日本語吹替版声優を務めた玉森裕太(Kis-My-Ft2)、永野芽郁が出席した。

 この映画は、古代エジプトを舞台に、神と人間が共存する世界で王座をかけたバトルを超ド級の冒険スペクタクルとして描く。2人はともに声優初挑戦となり、主人公の盗賊ベックを演じた玉森は「何もかも初めてで、アフレコ初日はガチガチに緊張していました。アクションシーンに苦労しましたが、一つまたいい経験ができました」と振り返った。

 「盗賊だけどとてもおちゃらけていて、怖いもの知らず。勇敢に立ち向かえる」というベックとの共通点は「こういう質問はよくされるけど、俺は毎回1個もないんです。勇敢でもおちゃらけてもいないだろうし」と困り果てたように苦笑し、「まったく自分とは違って、振り切って演じられました。勇敢になれるよう頑張ります」と笑わせた。

 ベックの恋人ザヤ役の永野は「自分の声が好きじゃなかった」と明かしながらも「これをきっかけに自分のいろいろな声を自分でも聞けたらいいなと前向きな気持ちになれました。自分の声を当てたものを聞いたらすごくうれしくて、今は私がザヤをやれて本当にうれしい」と喜んだ。

 作品自体についても玉森は「新鮮であっという間に見終わった。アクションもすごく、瞬きを忘れるというか。とりこになって見ていました」と楽しんだようで、永野も「見たときはずっとどきどきで、ジェットコースターに乗っている感じ。見終わった後は感動で涙が止まらず、不思議な感じでした」と感想を語った。

 初の声優に臨むにあたり準備したことを問われた玉森は「吹替版の映画を見て参考にしようと思って『ファインディング・ニモ』を見ましたが、普通に楽しんで見てしまった。でも何か吸収できたと思う」と語り、永野から「人じゃなくてアニメを見ちゃったんですか」と冷静につっこまれた。

 また、夏休みの予定については「体も気持ち的にも夏休みはライブかな。時間があれば好きなサーフィンをしに行きたい」と明かし、報道陣から驚きの声が上がると「めっちゃ色白なんですけど、一応やっているんです。腕前? 人並みに、普通ですけど」と笑わせた。

 映画は9月9日からTOHOシネマズスカラ座ほか全国ロードショー。

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