ジャパンプレミアに出席した桐谷健太

 映画『ターザン:REBORN』ジャパンプレミアが20日、東京都内で行われ、日本語吹き替え版のターザン役を務めた桐谷健太とアジアゾウのランディが出席した。

 この映画は、大都会ロンドンで英国貴族として暮らすジョン・クレイトンが罠にはめられ、ターザンとしてかつて動物たちに育てられたジャングルに戻り、さらわれた妻を取り戻すために戦う姿を描く。

 先月行われたLAプレミアにも出席した桐谷は「街全体が映画を盛り上げる雰囲気だった」と盛り上がりぶりを語り、タキシード姿で率先してレッドカーペットに登場すると「誰? 映画に出ていた?」と困惑する多数の現地カメラマンに向かって「アイム ジャパニーズ ターザン!」とターザンのポーズを決めたことを明かした。

 「誰よりもターザンポーズを決めて言いまくっていたらどんどんカメラマンさんが飛び出してきて、『こっちを見てくれ!』って言い出して」と次第に反応があったそうで、「それが海外のネットにも載ったんです。こっちが目立つことをやると向こうの人には響く。アウェーだけどやった分返ってくる感じがすごくうれしかったし面白かった」と充実の活躍を振り返った。

 今後のハリウッド進出にも「本当は日本映画を吹き替えや字幕で向こうの人に楽しんでもらうのが一番だけど、英語がしゃべれるようになったら夢じゃない。自分のノリにも合うなと思いましたし、向こうの作品に出るのも面白そう」と手応えを語った。

 日本語吹き替えでも「動物的感覚でいけたらいい」という心境で臨み、完成したものを見ると「自分で言うのもなんですが、よかったんです。(ターザン役の)アレックス(アレクサンダー)の顔と自分の声の感じがハマった」と自画自賛した。

 また、劇中で印象的なシーンにも登場するゾウにまたがった桐谷は「思ったより毛が硬い。ターザンリボーン!」と雄叫びを上げた。すっかり打ち解けた様子で「ランディちゃんは女の子で、さっきインタビュアーの女性と話していたらめちゃめちゃやきもちを焼いていました」と頬をゆるめ、鼻や頭に触れると「硬さの向こうに柔らかさがある。こんなにインパクトのある写真はなかなかない」とご満悦だった。

 映画は7月30日から2D/3D全国ロードショー。