『一枚のめぐり逢い』原作者ニコラス・スパークス氏

ザック・エフロン主演作『一枚のめぐり逢い』が6月16日(土)より日本公開されるのを前に、原作者ニコラス・スパークス氏が本作の魅力を語ったコメントが届いた。

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『一枚のめぐり逢い』は、一枚の写真によって出会い、運命を翻弄されていく男女を描いたラブ・ストーリー。『ヒマラヤ杉に降る雪』『幸せのレシピ』のスコット・ヒックスが監督を務めている。

『親愛なるきみへ』、『きみに読む物語』、『メッセージ・イン・ア・ボトル』など、スパークス氏の著書は数多く映画化されてきた。スパークス氏は「過去の映画化では、僕の意図と違う部分を修正してもらうこともあったけれど、スコットの映画へのアプローチと僕の意図は非常に似ていた。彼は卓越した天性のセンスの持ち主。熱心な彼がメガホンをとってくれるんだから、僕は一歩下がって、彼らが得意とすることを好きなようにやってもらった方が賢明だと思ったんだ」と話す。

さらに本作について「最高に気に入ったよ。もう4回も観たけど、4回とも最高だと思ったよ。見事に映画化を果たしてくれた。キャスト陣の演技の質の高さには舌を巻くほどだったし、作品の美しさにも、原作の要素がすべて盛り込まれている点にも感動したね。僕の小説を映画化した作品が好きな人なら、間違いなくこの作品も楽しんでもらえるはずだ」と太鼓判を押す。

エフロンが演じた本作の主人公は、海軍軍曹として戦場へ赴き、ある一枚の写真によって命を助けられたことから、写真の女性を探そうとする。「明らかに普通ではない行動だけど、彼は人生の答えを探し求めているんだ。“なぜ自分が生き延びて、友人が死ななければならなかったのか、それはこの幸運のお守りのせいなのか?”とね。僕は軍人が多く住む地域に住んでいるので、多くの若い兵士たちが戦場から帰還しても、心の傷を抱えて葛藤し、普通とは違う振る舞いをしてしまう様を直接この目で見てきた」と語る。そして「ザックはそうした若い兵士たちが経験してきたトラウマをしっかりと、誠実に、キャラクターに反映しているんだ。彼は本当に素晴らしい役者だし、まったく申し分のない出来栄えだったよ」と称賛している。

『一枚のめぐり逢い』
6月16日(土)丸の内ピカデリー他、全国ロードショー