ずっと緊張してた…。あんなに…、ね…、上手にしゃべれなかったの、初めて! (笑)
ーーあの会見では、キャストの皆さんの知識や言葉選びがとても高度だったなと思いました。
私もそう思いました。。
ーーなかなかない会見だったと思うんです。ときに自虐的な笑いを交えたり、他の方を気遣ったりしながら話を展開させていったり。“すごい集団だな”と感じました(驚)
自分がしゃべればしゃべるほど、自分の言葉が薄っぺらく感じられてきて。それがすごくイヤだった。。
これが例えば10代だったり、経験が浅かったりすれば、「緊張してます」「頑張ります! 」だけでも、通用するかもしれないけど。なんやかんや25歳だし、アイドルを10年もやってきているし。ヘコみました。。
ーーやっぱり…。終わった後、ヘコんでしまうんじゃないかな…、と思いながら見ていましたよ。
本当ですか? ヘコみましたよ…。今まで自分が使ってきた“言葉のキャリア”とは、全然違うものだったから。“言葉”や“作品”のこと、演劇界で“知っていて当たり前”なことを知らない…、分からない…、って。
普段は人見知りしないのに…、 あ…、もちろん話しかけられたらしゃべりますよ。でも、皆さん、すごい方だし、先輩だし。。自分から人なつっこく、しゃべりかけることもできなくて。だから、
…… スンッ……
って、静かにしてるというか(笑)。あの日の会見では、唯一、宮野真守さんだけが、私と同じく“初めて帝国劇場の舞台に立つ”という方だったので、
「宮野さん…、“初めての帝国劇場はどうですか? ”って聞かれたら、一緒に答えましょうね。目合わせてくださいね」
って、お願いして(汗)。宮野さんも「そうだね。よろしく! 」って言ってくれました。
ーーその質問、出ていましたね。
そうそう、そうそう!! 心の中で、“来たよ、来たよ…。マモさん、マモさーん! ”って、思ってた(笑)
ーー(笑)。原作者の細川智栄子さん、芙〜みんさん お2人のお話も、とっても心に残るものでしたね。漫画界の大御所の先生なのに、お2人とも本当にチャーミングで。舞台化を喜ばれていた様子が、すごく微笑ましかったです。
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