そうですね。前回のミラチャイのとき(前編後編)、“私のファンクラブの作り方”について、いろいろお話ししましたよね。

そのお話みたいに、やっぱり“作っている人の思い”や、“熱い気持ち”を、“直接聞く”と、本当に心に伝わってくるんだな、って思いました。

先生方から、直接お話を聞けたことで、演じさせていただく上で、心にもっと火が着いたというか。

もちろん、先生方のいろんな思いがあって、この作品が生まれて、連載が40年も続いて。すごく人気がある作品なんだって、もちろん分かっていたんです。

だけどその思いを、作品を生み出した方たちから直接聞けて。お話を聞けば聞くほど、心に伝わってきて。やっぱり“文字”ではなくて、本当の“声”が、一番自分の心に伝わってくるんだなって、すごく感じたんです。

ーーお2人とも小柄で穏やかな方でしたが、言葉では言い表せないような“熱いもの”が伝わってきましたよね。

そうですね。お2人で一生懸命作られてきた作品なんだなって、すごく感じました。

演じる人たちの言葉に対しては、“すごくいいこと言っているな”とか、“原作を愛して、深く読んでいる方だからこそ、言える言葉なんだな”とか、“演劇ならではスタンスで、臨む姿勢がかっこいいな”とか、思いました。

だけどやっぱり、原作者の先生方の言葉が一番、心にストレートに響いてきました。

ーー先生方も、今回楽曲を手がけるシルヴェスター・リーヴァイさんの『エアーウルフ』の楽曲がもともと好きで、お仕事中に聴かれていたとか。当日はキャストの皆さんが、書き下ろしのミュージカルナンバーを披露してくれました。

はい!

ーー練習はどれくらい前からしていたんですか?

楽曲をいただいたのは3月で、4月にお休みをいただきつつ、その間に練習をしに行って。製作発表前の1週間は、がっつり練習してました。

ーー思うのですが、佐江ちゃんのミュージカルのときの歌声は、AKB48グループにいるときとは、全く違いますよね。

違いますか!? 自分じゃ分からないな。

ーー課題もあるのかもしれませんが、とってもミュージカル向きの声だなと思うんです。『クザリアーナの翼』のときもそう思いました。

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