脳科学者の中野信子氏によれば「自分のことをよくわかっていない人が他人を理解できることはありません」と語っています。

特に円滑なコミュニケーションをとるためには、相手の感情を理解するのが不可欠です。ですから、自分の感情を客観視するスキルを身につけることが、相手を理解し、うまくやっていくための近道と言えるでしょう。
 

客観視できるスキルの磨き方

では、自分の感情を客観視するスキルとはどうやって身につければいいのでしょうか?

例えば、旦那様の帰りが連絡もなく、遅かったとします。この時、自身のメンタルの状態にもよりますが「なんでこんなに遅かったの!?」と責めるのは簡単です。

ですが“客観視”するのであれば、ただイライラするのではなく、「ああ、自分は不安だったんだ」など、なんでイライラしたのかを自分で分析していくことが大切です。そしてイライラの原因を理解した上で、自分の気持ちを相手へ伝えましょう。

「帰りが遅くて不安だったから、今後は一言でも連絡してくれると嬉しい」とか、「仕事を途中で終わらせて帰って夕飯を作ったりしたから、今後は分かった時に教えてくれる?」とか、気持ちと改善策を伝えるのです。

こうやって自分の感情を客観視していくことで、相手の感情や状況を理解する力も磨かれていくため、離婚などにならず、婚姻関係を円滑に続けていけるのではないでしょうか。

 

自分を客観視するスキルは『マインドフルネス』と呼ばれています。マイナスな感情だけでなく、プラスのものにも向き合うようにしましょう。そして、それも旦那様に伝えるようにしてあげてくださいね。

マインドフルネスを磨いていくと、夫婦間だけでなく、社会で生き抜いていくためにも使える強靭なスキルとなります。

毎日5分瞑想して、自分と向き合っていくことで少しずつ鍛えられるそうなので、ぜひためしてみてください。

年上男性専門の恋愛コラム二スト。ブスでいじめられた過去を持ちながら、大学時代はキャバクラでアルバイト。なぜか新人賞を受賞する売れっぷりを体験し、「世の中、顔じゃない」と悟る。付き合った男性の90%は、なぜか歳の差10歳以上。彼氏=足長おじさん時代から、ようやく脱出し、現在“真面目な恋愛”を勉強中です。2016年にKindle本を出版予定。