“めぐり合わせ”って本当に大事だなと思いました。

“いい気持ちでお仕事ができるっていいことなんだ”って。1年休んだからこそ、改めてありがたさを感じられたロケでした。そういう経験ができてすごくよかったです。

--確かに、ずっとお仕事を続けていたら、時にはその感覚がわからなくなってしまうこともありますよね。

そうですね。

その感覚が麻痺していたわけではないし、もちろん「ありがたい」と思う気持ちもあったけど、お仕事をしているなかで「手ざわり」というのかな? それがいいものと、悪いものがあったから。

でも、それが一度まっさらになって、また“お仕事というものは人とのつながりで成り立っているんだ”と感じられて。今回の旅ロケでは、舞台とはまた違う感情が生まれました。

本当に…、すごいなぁ。。タレントさんて。

--??

「ミラチャイ☆」も、長年やっているからスタッフの皆さんとのコミュニケーションの取り方がわかったり、お互いに好きだから続けられたりしていると思うんです。だけどそれが、バラエティのような1回きりの収録だと、その日しか会わない人とお仕事するわけで。

その日初めて会った人と、コミュニケーションを取るのは、本当に難しいことなんだと思いました。そう思うと“タレントさんて、すごいんだ”って、改めて思ったんです。

例えば司会の人は、出演しているタレントさんのいいところを、一瞬にして引き出さないといけないですよね。それを短時間でできるって、本当にすごいことだと思うんです。

--確かにそうですね。会ったこともない人とも、お仕事するわけですからね。

そうですよね。その人に関する情報量もすごく少ないなかで、ですよね。

今回の韓国ロケでは、ソウルと江原道で3日間ずつ、それぞれの男の子と一緒にいられたけど、それが1日だけだったら! 彼らとのコミュニケーションを、あそこまで取ることはできなかったと思います。

コミュニケーションをちゃんと取れたうえで、カメラが回るのと、そうじゃないのとでは、まったく違うと思います。

--関係性はテレビ画面にも出るかもしれませんね。「舞台には、舞台裏の関係性が出る」と話した、前回の話題に通じていますね。

それは私もすごく感じます。同じ日本人同士だったら、うまくカバーできることもあるのかもしれない。だけど、違う国の方だと、絶対にどこかで気を使いながら、一緒にいると思うから。

--そうですね。外国で現地の方とロケをするのは、貴重な経験ですね。

私がサラっと言ったひと言にも反応して、おしゃべりを返してくれて。日本人とはまた違った反応をしてくれるんです。

中国に行っていたときは、インタビューでは何回かあったけど、数分だけのやりとりだったから、旅ロケや対談はあまりなかったんです。だからこんなに深くしゃべった感覚がなくて。今回のロケは、学ぶところが多い旅でした。

どんなふうにオンエアされるか、楽しみだなぁ。

--今後の放送がますます楽しみになってきましたよ!

ありがとうございます!

--ところで佐江ちゃん。ここのところ「旅」が続いている印象ですが、そういう感覚はありますか?

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