もう、ドキドキでした。大丈夫といわれていたのに、入国カードに何が書いてあるかわからなくて、すごく焦りました。カードに書いてある「入国の目的」欄に観光とか、仕事とか書いてあるんだけど、日本語じゃないからどこに◯印をつけていいかわからなくて。

Wi-Fiを持っていたので、離陸前に“まだ飛行機飛ばないでー!”と心のなかで叫びつつ、冷や汗かきながらスマフォで調べました。

それでなんとか入国カードは書けたんだけど…。今度は、入国審査のときに、いつもならパスポートにスタンプを「バンッ、バンッ」って、押されるだけで素通りなのに、そのときに限って、係官の人にしゃべりかけられちゃったんです。

「何で来たの?」

って、聞かれたと思うんだけど、

「スロー、スロー、エイゴ、ユックリシャベッテ」

って、言いながら、

「フレンド ニ アイニキタ」

って、英語で言いました(笑)

--緊張のあまり、挙動不審で話しかけられちゃったとか?

いや、いや、でもね、ハッピーなの。ハッピーな感じでニコニコしながら「どこ行くの?」って、聞いてくれてたから! たぶん、怪しいヤツだと思われていたわけじゃないと思いますよッ!! でも…、もう…、本当に(汗)

--これも貴重な経験ですね。

(超小声になる佐江ちゃん)

いやぁ…、ひとり旅なんてまだ無理だし、トランジットでギリギリです。

--話しかけられたくないときに限って話しかけられる。不思議ですよね(笑)

“何でスルーしてくれないのかなぁー、何でこんなときに私を止めるのぉ〜”って、思いました(笑)

--(笑)

でもね、海外に行ったとき、羽を広げている自分が間違いなくいるんです。

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