「BILLBOARD」を使った表示

テックリンクは7月27日、新しいデジタルサイネージシステム「BILLBOARD」(ビルボード)を8月1日に発売すると発表した。SNSとの連動機能が特徴で、ユーザーの好みに応じて表示を変えることができる。

テックリンクの坂憲一代表取締役CEOは「企業が安心してSNSによる拡散や集客に取り組める次世代ソリューションだ」と説明し、「ハッシュタグでユーザーの参加を促すことで、企業は新しい情報を効果的に発信することができる」と述べた。

BILLBOARDは、専用デバイスと接続したディスプレイの表示を、同じネットワーク内のPCやスマートフォンなどから操作できる仕組み。具体的に は、クラウド上にある米Enplug社の管理画面から各SNSの表示割合を調整したり、ハッシュタグを使ってユーザーの投稿や好みを分析したりできる。

管理画面は、米Enplug社のオープンプラットフォームで、日本上陸は初めてという。現時点で使えるアプリは、TwitterやInstagramなど約17種類で、一部、有料のアプリもある。

価格は、専用デバイスが税別13万5000円で、年間契約が必要なライセンス使用料金が月額1万8000円から。テックリンクは、観光業界やスキー場、製造業などをターゲットに、初年度は300ライセンスを目標とする。