一緒に住んでいたり、近くに住んでいたり、遠くに住んでいても帰省の時などに……。

じぃじやばぁばに子どもの相手をしてもらったり、お世話をしてもらったりと、育児に協力してもらう機会も多いと思います。

今回は、育児グッズの進化やオシャレ化が進む中、シニア層の使いやすさを重視してデザインされ、どこかホッとする哺乳瓶「ほほほ ほにゅうびん」をご紹介します。

「ほほほ ほにゅうびん」ができた背景

芝浦工業大学デザイン工学部デザイン工学科の女子学生と橋田規子教授がBABAラボと共同でデザイン開発したのがこの「ほほほ ほにゅうびん」。

その背景には、「孫育て」に関わるシニア世代が増えているものの、特に哺乳瓶は30代前後の親世代に向けたデザインが優先され、シニア世代に配慮された育児用品はまだ少ない現状であること、使用者の火傷や落下による破損事故等も発生していることがわかり、高齢者でも使いやすく安全な哺乳瓶の開発を行ったといいます。

学生さんが卒業研究でのデザイン開発に取り組み、その後は、指導教員の橋田教授が商品化までサポート。2016年8月8日(月)に発売します。

「ほほほ ほにゅうびん」の特徴

55歳から67歳のシニア女性が新生児人形を相手に5種類の既存品を使って、調乳と授乳を行ってもらいました。

その結果、目盛りの見やすさが哺乳瓶の評価に最も影響すること、手のひらではなく指先で支えるように持つという持ち方の特徴がわかりました。

その結果から「ほほほ ほにゅうびん」は、今までにない視点での大きな2つのデザインを取り入れました。