ミュージカル『「ROCK MUSICAL BLEACH」~もうひとつの地上~』(前列左から)甲斐千尋、高野 洸、崎山つばさ、(後列左から)猪野広樹、馬場良馬、美山加恋、遊馬晃祐 ミュージカル『「ROCK MUSICAL BLEACH」~もうひとつの地上~』(前列左から)甲斐千尋、高野 洸、崎山つばさ、(後列左から)猪野広樹、馬場良馬、美山加恋、遊馬晃祐

「BLEACH」(久保帯人/集英社「週刊少年ジャンプ」)を原作とした「ROCK MUSICAL BLEACH」~もうひとつの地上~が7月28日に初日を迎えた。描かれたのは原作の9~21巻収録の「尸魂界(ソウル・ソサエティ)篇」。

ミュージカル『BLEACH』チケット情報

主人公・黒崎一護(高野 洸)に死神の力を分け与えた罪に問われ、尸魂界へと連行された朽木ルキア(甲斐千尋)。彼女を連れ戻そうとする一護の前に、尸魂界を警護する死神の戦闘部隊「護廷十三隊」が立ちはだかる──。

死神たちの斬魄刀を駆使したド派手な殺陣、朽木白哉(猪野広樹)の「千本桜景厳」といった卍解など、舞台ならではの演出が実に圧巻。それぞれの秘めた思い、知られざる謀略が明かされ、物語は怒涛の展開へ。

五番隊隊長・藍染惣右介(馬場良馬)の殺害、彼を慕う雛森 桃(美山加恋)の涙、阿散井恋次(崎山つばさ)の一護へのこだわり、市丸ギン(遊馬晃祐)の妖しい笑み……まるで原作そのままの彼らのたたずまいも美しく。ROCK MUSICALと銘打った派手なパフォーマンスと歌も必見。

ゲネプロを終えた囲み取材には高野 洸、甲斐千尋、崎山つばさ、遊馬晃祐、馬場良馬、美山加恋、猪野広樹とともに脚本・演出の堤 泰之が登壇。見どころなどを語った。

「原作が完結する、このタイミングで一護として舞台に立てることに幸せを感じています。全員で歌っている時の熱も見どころです」(高野)
「「BLEACH」の世界をお客様に届けられるよう、皆で頑張ります。とてもすてきなカンパニーなので、そういう面もBLEACHの絆として届けたいです」(甲斐)
「一護との戦いを経た心の変化、朽木隊長の背を追う思いを伝えたいです」(崎山)
「一緒の場面は少ないんですが、松本乱菊(高橋ユウ)との関係を大切に演じたいです」(遊馬)
「“なんちゃらGO”が時代を席巻していますが(笑)、負けないくらい熱いブリミュにしていきます!」(馬場)
「マンガ原作の舞台に参加させていただくことはとてもうれしいです。藍染隊長との場面を大切に演じたいです。“なんちゃらGO”に負けません(笑)」(美山)
「小中学時代から読んでいた作品に、大好きな役で出演できることが本当にうれしいです。白哉として私に歯向かってくるものはことごとく潰し、熱い夏にします(笑)」(猪野)
「とにかく原作がおもしろくて、その世界をなんとか皆さんにお届けできればと、一生懸命作りました。ぜひ、観ていただけたらと思います」(堤)

本作品は8月7日(日)まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo、8月24日(水)から28日(日)まで京都・京都劇場にて上演。

取材・文/おーちようこ