小林悠(川崎フロンターレ) (c)J.LEAGUE PHOTOS 小林悠(川崎フロンターレ) (c)J.LEAGUE PHOTOS

5勝1分・勝点16で2ndステージ首位に立つ川崎フロンターレ。同じ勝点、得失点差2で2位につける浦和レッズ。今週末、両軍が上位間接対決を迎える。直接対決ではなく、間接対決。どういうことかと言うと、川崎Fはヴァンフォーレ甲府を、浦和は湘南ベルマーレをホームで迎え撃つ。そう、前節、川崎Fは湘南を3-2で下し、浦和は甲府を2-0でシャットアウトした。川崎Fと浦和が先週の対戦相手を入れ替えて、間接対決を行うのだ。

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今週末、川崎Fが甲府に3-0で勝てば川崎Fが上、1-0ならば浦和が上という話ではないが、ライバルが勝点3を獲得した相手に取りこぼすわけにはいかない。しかも、甲府は年間15位、湘南は17位と下位に甘んじている。さらに8月20日(土)には直接対決が待っている。川崎Fは大島僚太&原川力のボランチ、浦和は興梠慎三、遠藤航という攻守のキーマンを『リオ五輪』で欠くが、ここはキッチリ勝点3を積み重ねたいところ。

前節の湘南戦で、川崎Fは左SB車屋紳太郎のプロ初ゴールで先制するとともに、大久保嘉人の4試合ぶりとなる13点目をアシスト、とどめは小林悠がクラブ新記録となる6試合連続ゴールを決めた。だが、湘南の反撃に遭い、大勝ムードは一変。試合後、川崎F・風間八宏監督が「6-0にもなったゲームだと思うし、3-3に追い付かれてもおかしくなかったゲームだった」と評する、薄氷を踏む勝利となった。

一方、浦和は甲府に完勝。14分に左SB宇賀神友弥のクロスを武藤雄樹が頭で決め先制すると、前半終了間際には2シャドーの一角に入った高木俊幸のアシストを受けた李忠成が2試合連続ゴールをマークし、試合を決めた。試合後、浦和・ペトロヴィッチ監督は「今日のゲームはサイドからの攻撃で得点できたし、相手に危険なカウンターのチャンスを多く与えなかった。我々が狙いを持った戦いの中で勝利できた」と胸を張った。

課題を残しながらも、15試合連続無敗とした川崎Fと危なげなく8戦負けなしとした浦和。2強の快進撃は続く。

もちろん、甲府と湘南も易々と上位に勝点を献上するつもりはない。J1残留争いを睨み、勝点の積み上げを虎視眈々と狙う。明るい材料もある。前節は完封されたが、甲府は第4節・鹿島アントラーズ戦、第5節・名古屋グランパス戦と2試合連続で3得点をマークした。湘南も4連敗中だが、前節は3点差になっても諦めず、2点を返す粘りを見せた。3試合連続無得点の不安を払拭したのだ。

8月6日(土)の2ndステージ第7節、川崎F×甲府・等々力陸上競技場、浦和×湘南・埼玉スタジアム2002のチケットは発売中。8月20日(土)・埼スタにてキックオフを控える浦和×川崎Fのチケットは8月7日(日)午前10時より一般発売。