『Re:born』はTHE・ヴィジュアル系な、カッコいい曲

――つかぬことをお伺いしますが、テンシさんはご本名だとか?

テンシ:はい。「天」に「嗣ぐ」です。

――かっこいいですね。そして、7月27日にリリースされた『Re:born』ですが、5人体制になって初めての全国流通シングルですが、かなり激し目な楽曲になっていますね。リードトラックはどなた作曲ですか?

bo_ya:最近のthe Raid.の曲はバラエティ性があるというか、「ハロウィン」だったり「和風」だったり、なにかしらのコンセプトに基づいて作っていたので、今回はTHE・ヴィジュアル系な、カッコよく聴きやすい曲を目指しました。

由羽(G)

――キャッチーでノリの良い曲ですね。

bo_ya:ノリばかりを意識してしまうと、聴きにくいというか、曲自体のクオリティが下がったりすると思うんです。ライブでも映える曲、大きな会場でやっているのが目に浮かぶような…。タイトルも『Re:born』というだけあって、再始動にふさわしい曲を意識しました。

――作詞は星七さんです。

星七:もともとこのタイトルで行こうと決めていて、『Re:born』って直訳すると「再生」ですよね、これから5人で活動するのであれば、新しいスタートになるようなことを書きたかったんです。

――由羽さんはアレンジ面でなにかこだわった部分はありますか?

由羽:ウチのバンドって僕の曲は僕の曲、bo-yaの曲はbo-yaの曲っていう感じなんです。

bo_ya:お互いの曲のアレンジに関しては「これ弾いて」って感じですよね。そうしたほうが自分のやりたいことがやれるというか。

テンシ(B)

――なるほど。

由羽:データ送って「このまんま弾いて」ってやってます。

bo_ya:もちろんお互いに相談したりはしますけど、結局、相手の意見や考える世界観を尊重しています。

――お互いに信頼してるから、というのもあるかもしれませんね。

由羽・bo_ya:………?(笑)

――そこで無言にならないでくださいよ(笑)。

一陽:作曲者も、意図があってフレーズを作ってるわけじゃないですか。だから「おかしいな?」って思うところは言いますけど、変に口を出さない方がいいのかなあと。曲作りをしてる間は邪魔はしないです。

でも、CDとライブで叩いてるのは結構変えていますね。逆にそれはライブに来てもらうためのこだわりだったりします。全く同じことは絶対したくないので。

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