第1パートは昭和な衣装で「過去のNegicco」!

スクリーンが上がると、そこにはデビュー当時をイメージした衣装の3人が。後でNao☆さんにより「昭和カラー」だと明かされましたが、レトロかわいくて個人的にはかなりツボ。特にMeguさんがサンバイザーをしていたのは最高でした。

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『恋するねぎっ娘』&『ねぎねぎRock~私もお家に連れてって~』

もちろん、デビュー曲『恋するねぎっ娘』からスタート。この曲のキャッチーさが、Negiccoを期間限定アイドルから、超ロングスパンで見られる稀有なグループへのスタートを切らせたとも言えるでしょうね。スクリーンに映し出されるのは、現在は脱退したMikuさんが在籍している4人時代の映像。これは貴重…。

続いても、ネギ激推し時代のNegiccoを代表する『ねぎねぎRock~私もお家に連れてって~』。この曲もめちゃめちゃキャッチーで、ラストのネギラップなんかは逆に今っぽいかもしれません。U.M.U.アワードをこの曲で優勝したこと、秋葉原MOGRAで目前で披露してくれたことなどなど…思い出が頭を駆け巡ります。

『ネギさま!Bravo☆』&『トキメキ★マイドリーム』

さらにさらに、NHKホールに響きわたるホイッスルに会場は大歓声。Negicco初期楽曲のサマーソング『ネギさま!Bravo☆』です。いや、Negiccoのサマーソングは基本的に外れナシ。その中でも、ストレートに楽しく明るい、『ネギさま!Bravo☆』は、何年先の夏にもまた思い出せるインパクトがあります。

Negiccoを支え続けるconnieさんとの思い出の曲『トキメキ★マイドリーム』も披露。早くも客席でグルグルとタオルが回ります。会場もかなり盛り上がって、なんだか早くも終盤戦のような雰囲気に。この辺りは本当に初期曲のつるべ打ちでした。そう、ある意味で初期Negiccoのワンマンライブもここで開催していたんです。

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『Negiccoから君へ』

このパート、ラストはconnieさんを歌った『Negiccoから君へ』でシメ。実は、傑作1stアルバム『Melody Palette』収録の曲から、この日披露されたのは『Negiccoから君へ』だけでした。このパートは、過去のNegiccoを振り返る時間。ここから先は、まさしく現在進行形のNegiccoをたっぷり見せてくれる時間になりました。

Negiccoはまるでおとぎ話?connieさん朗読のNegiccoストーリー

ここで一旦スクリーンが下り、そこに映し出されるのはconnieさん朗読による童話。ニイガタの地から、都でひらかれる舞踏会を目指す少女の物語。すぐに舞踏会に呼ばれたものの、そこから先は鳴かず飛ばず…。

そんな少女たちを救う、メガネをかけたクマさんや、メガネをかけた足長おじさん。熱心なファンなら、モデルになった方々はすぐにわかりますよね。お二人の存在無くして、Negiccoは存続しなかったでしょう。

いつしかもう一度届いた招待状に誘われて舞踏会に出かけると、3人の美女たちが待っていてくれて…。そのシルエット、完全にあの3人じゃないですか!会場の皆さんもウケまくっていました。

こうやって、歩いてきた足跡が物語調になっても違和感がないところ、非常にNegiccoらしいと思います。正直者に福来たる(でも人生は続く)みたいな、いい話なんですもの。

「その娘たちは今どうなったかって?では、見てみましょう。」というconnieさんのナレーションに続けて、浮かび上がってくる3人のシルエット。なんという心憎い演出!