今後の仕事をどうするか

2人目を考えるにあたり「育休はどれくらいとれるのか」「1人目と同じ保育園に入れるのか」「復帰したら元の部署に戻れるのか」「時短は取れるのか」など、仕事に対して考えることは山ほどあります。

仕事よりも子供を優先させたいという気持ちが強いのであればすんなり産むという選択ができますが、キャリアも捨てられないというのであれば迷うところです。

1つの基準となるのが「育児が落ち着いてからでもキャリアアップを実現できるか」ですが、これは勤めている会社や職種にもよりますから、慎重に考えたいところ。

人生100年時代、これから働く期間がますます長くなりますから、どうしても仕事のキャリアが捨てられず子供も欲しいというママは、2人目誕生から3年間はワンオペを覚悟しながら死に物狂いで育児と家庭を両立させたと言います。

仕事の存在が子供を産む・産まないの判断材料になってしまうことは悲しいことですが、働き方改革により徐々に変わりつつあるとはいえ、これが現実のようです。

妊活はいつまでするか

妊活をする人は年々増えている傾向にあり、最近では1人目だけに限らず、2人目妊活をする人が増えています。

1人目妊活に比べ2人目妊活は、精神的にも多少楽なため、期限を定めずに何年もかけて臨む人がいますが、不妊治療は時間とお金が掛かり、2年も3年も成果が出ないとストレスも溜まってきます。

そうなるとさまざまな面において1人目の子供に影響が出てきますから、2人目といえども、期限を定めることは重要です。

「2年経って出来なかったら2人目は作らない」と夫婦で決め、2年経って出来なかったため諦め、1人目の子供にたっぷりの時間と愛情とお金を掛けたというママがいました。

期限を定めず何年もズルズル妊活をしていたら、1人目の子供が可愛そうな想いをしていたかもしれないと思うと、期限を定めて取り組んで良かったとも言います。

妊活の期限が2人目を産む・産まないの判断基準にしているママは少なくないようです。

結局はママがどうしたいか

育児の大半をママが担当する家庭は多いですが、実際に育児に携わるのがママである以上、最終的にはママがどうしたいかで決めるべきだと多くの先輩ママは言います。

とはいえ、子供はママ1人ではできず、絶対的にパパの協力が必要ですから、お互いの意見をすり合わせる必要がありますが、ママの意見にパパが協力してくれることが一番です。

あとになってから「あの時やっぱりもう1人作っておけば良かった」と後悔しないよう、夫婦でよく話し合うことが重要ですね。

このように、先輩ママ達に2人目の判断基準を語ってもらいましたが、まず大切なのは自分の気持ちに素直に向き合い、本当に2人目の子供が欲しいのかどうかということです。

それを踏まえ夫婦でよく話し合い、育児の協力や仕事、経済的な問題などをクリアしていくことが出来るか、クリアしていく覚悟があるのかを考えていく必要があります。

1人でも多くの人が、家族にとって明るい未来となるような選択ができるといいですね。

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。