【9+3の場合】

(1)「9」にいくつ足したら「10」になるか考える。

(2)「1」だ。

(3)「3」から「1」を借りてきて

(4)「9+1+2」と考える

(5)「10+2」で答えは「12」

 「あと何個あったら10になるのか」が瞬間的に出て初めて繰り上がりの足し算がスムーズに出来るのです。このおはじき遊びはこの練習に最適です。

大きな数

(1)机の上におはじきをばらまきます。最後に実際に数えて「一番近い数字を言った人が勝ち」というルールにします。

目で見て数えさせます。「20個だ!」「1000個だ!」と在り得ない数を言ったりします。

(2)指で触って数えさせます。たいていの子どもは「1・2・3・4・・・・・34・35???」でどこまで数えたか途中でわからなくなります。

(3)10ずつ分ければよいことを発見させます。すると「10・20・30・40・・・残り5で」「85だ!」とわかります。

ただし、最初から10個ずつ分けることをお先走って教えてはなりません。子どもに気づかせることが肝心です。

最初に目で数えた数と比べて「正解だった不正解だった」と盛り上がります。